【採用者が教える】就活あきらめてやめたい、疲れた人へ3つの脱出方法

他の人と同じように就活を始めたけど、自分だけ内定がまだもらえていない。持ち駒が全滅して、やる気を失ってしまった。また、就活エージェントが役に立たず、壁にぶち当たり就活をあきらめかけていませんか?
気持ちを奮い立たせても、数少ないチャンスが不合格になれば立ち直れなくなります。二度、三度ならまだしも5つも6つも連続でダメだと『もう無理だ、就活やめてやる!』と思いますよね。
では、このような状況からどう脱出したらよいのでしょうか?
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。頭の片隅に『就活はあきらめた、もう派遣でええよ』と浮かんできてませんか。この記事ではあきらめかけているあなたへ3つの脱出方法を教えます。
①一旦あきらめて早く楽になる
②改善しながら就活を続ける
③就活の方向性を大きく変える
この記事を読めば、気持ちの整理ができ、自分の脱出法を明確にすることができます。なぜなら、本当にあきらめてるなら、このサイトは見てないからです。
就活をあきらめてやめたい

就活は長引けば、長引くほど精神的にきつくなります。すっかり負け癖がつき、合格するイメージすらわかなくなるのです。
・なぜ、自分が就活の時に限って、コロナが流行るんだ
・友達は2つも3つも内定取ってるのに、自分は何やってんだろう
・親と話すたびに、就職先決まったのかという呪文にうんざり
・面接を受けるのがもう怖い
・落ち続けて全然やる気がでない
・今はとにかく就活のことを考えたくない
こうなると就活を「あきらめたい、やめたい、もう疲れたよ」と思いますよね。内定が1つでもあれば、最悪就職できますが、ゼロだとどうしもようありません。
やめたらどうなるか、この後どうしていくかは考えたくなく、今の状況から一刻も早く逃げたい気持ちが強くなりますよね。
内定を取る以外に脱出する方法はないのでしょうか?
もう疲れた人へ3つの脱出方法

もう疲れた、就活をしたくない、このままだと時間のムダだと感じてるなら3つの選択肢があります。
1.就活やめて早く楽になる(一旦終了)
2.改善しながら就活を続ける(継続)
3.就活の方向性を大きく変える(方向転換)

やめても地獄、続けても
地獄ではなく、考え方と
やり方を整理しましょう
就活やめて早く楽になる
就活を一旦やめるのです。1ヶ月、2ヶ月リフレッシュして、就活したい気持ちが湧けば戻ってくればよいのです。
頭の中に『就活』の2文字が常にありませんか?ご飯を食べているとき、大学にいるとき、アルバイトをしているとき四六時中、頭の片隅にあります。
これは無意識にかなりのストレスとなっています。もうを考えたくない、もう嫌だと思いながら就活を続けると精神的にまいってしまいます。
重症化すると『就活うつ』になります。うつになると就職どころではなく、日常生活に大きな影響がでます。
薬を飲めば治る病気ではないので、大変です。そうならないようにするには、考え方を変える必要があります。
例え就活でつまづいても、人生がダメになるわけではありません。一旦立ち止まればよいのです。また、気持ちに余裕ができれば、就活を始めればよいだけです。
よって、親や友達、先生に何を言われようと、強い意志で一旦就活をやめることです。自分を納得させる言い訳として、『就活が人生の全てではない』と思い込むことです。
その代わりに、空いた時間で、バイト、卒論、サークル活動に精をだしましょう。
家でダラダラして、過ごすのはよくありません。気持ちを切り替えるには何か集中できるものを探すとよいです。
・サークル活動
・卒論
・アルバイト
・資格の勉強
・短期間の旅行
・神社仏閣巡り
・ボランティア
就活以外に精をだすのです。ただ、終日ネットゲームに明け暮れることだけはやめましょう。ネトゲから抜け出せなくなりますので。
気持ちの切り替えが早ければ、就活を再開したい気持ちが湧いてきます。
要は一旦ストレスから解放させることが重要なのです。まずは、頭の中の就活をリセットしましょう。気持ちがまた盛り上がれば、就活を再開するチャンスはあります。
企業は内定辞退者を補充するため「秋採用」や「年明け採用」があるのです。
卒業するまで気持ちが盛り上がらなければ、卒業後に未就職採用を狙うことができますから、一旦頭を空っぽにしちゃいましょう。
就活のやり方を改善して続ける
就活をやめようと思ってもそう簡単にはやめられませんよね。就活を続けるなら従来のやり方から改善をしなければなりません。
大学の就職課やキャリアセンターに通い、情報を再収集するだけでなく、相談員へ今後のやり方について、アドバイスをもらうことが大事です。
要は自分だけで解決するのではなく、友達、先輩(OB,OG)、先生、就活エージェントにアドバイスをもらいましょう。客観的にアドバイスをもらえれば、自分が気づいていない発見があります。
★どこに問題点があるのか
★どんな対策が必要になるのか
・書類選考(SPI対策)
>>【SPI問題集を無料でゲット!】採用担当者がこっそり教える3つの攻略法
・一次面接(具体的な志望動機)
>>【ちょっと待って!】第一志望群と簡単に言わない方がよい【3つの理由】
・二次面接(深掘り質問の回答用意)
・最終面接(役員対策)
>>【検証済み】最終面接の合格率は53%!確率上げるには役員対策が必須
・グループデスカッション(チームワーク力)
・集団面接(他人の意見に引っ張られない)
・web面接(第一印象をよくする)
問題点が整理できれば、対策をとればよいだけです。
一次面接が突破できなければ、志望動機、自己PRが具体的にな説明になっているか確認が必要です。
最終面接の対策では役員が参加するので、論理的より情熱的な回答が好まれます。
グループデスカッションが苦手であれば、どうやったらチームワークを高められるか、意見の集約、声掛け、気配りが必要になります。
やるべきことがweb面接対策であれば、第一印象を上げなければなりません。第一印象は面接全般で大事になりますが、webでは特に重要視されます。画面から得られる情報が少ないためです。
髪型、髪色、身なりはもちろんですが、カメラ位置の高さ設定、カメラ目線、最初の挨拶の仕方、ハキハキした言い方をしているかです。
この挨拶だけで仕事ができる、コミュニケーション能力があると勝手に面接官が印象を決めるのです。
web面接では印象をよくするコツがあります。気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。
>>【web面接】最初の挨拶で決まる!誰でも印象が良くなる3つの方法

二次、最終面接で落ちてる人におすすめ
就活のやり方を大きく変える
今一番足りないのは、『内定』、『自信』、『意欲』ですよね。
大手企業、ちょっと名前が通っている企業、マイナビ、リクナビに掲載している企業を中心に就活を組み立ててませんか?
このやり方を続けていてはライバルが多く、競争率が高くなります。みんな同じ考え方をしているためです。
一旦、中小企業へターゲットを変更し、方向転換するのです。
理由としては内定を取るとを最優先するためです。大手企業をあきらめるのではなく、中小企業の内定を1件確保した上で、秋採用、年明け採用を狙うのです。
面接官からの質問で「就活状況を教えてください。」と聞かれ、『内定ゼロです』というのか、『内定1件あります』と答えるかでは印象が変わるのです。0と1では大きな差があるのです。
内定が1件取れれば、就活のモチベーションを保つことができます。

ES、一次面接で落ちる人
におすすめです
中小企業を狙う2つの方法

マイナビやリクナビの求人から選ぶのではなく、ハローワーク、エージェントのいる就活サイトを利用することです。
・ハローワークを活用する
・エージェントのいる就活サイトを活用する
ハローワークを活用する
大手企業がマイナビやリクナビに求人情報を載せるとなると、数百万の費用が軽くかかります。中小企業はそこまでの負担は難しいので、ハローワークに求人を出すのです。
ハローワークは何といっても掲載費用がゼロですから。中小企業、地元の優良企業をたくさん探すことができます。地方にいながら、都内の企業を検索することもできます。
新卒応援ハローワークは、新卒採用に力を入れており、専用の相談員がいます。活用法の詳細はこちらを参照してください。
>>【新卒】ハローワークはどうなの?7つのメリットと支援の流れ
就活サイトを活用する
就活サイトはたくさんありますが、エージェントがいるか、いないかで内定率が変わります。数ある中からおすすめの2つを紹介します。
JobSpring(ジョブスプリング)

《対象》
関東圏勤務の会社を主に紹介
《特徴》
✅ブラック企業を徹底的に除外している
✅メールが大量に来ない、3,4社に限定
✅紹介企業は数ある中からあなたに合う3,4件のみ
✅文系の女子に対してマッチング率が一番高い
✅内定後もサポートしてくれるので安心
日本経済リサーチ機構株式会社による2020年2月期サイト比較のイメージ調査で『エージェントによる手厚いサポートNO.1』となりました。
MeetsCompany

《対象》
全国対応
《特徴》
✅座談会なので採用者へ踏み込んだ質問ができる
✅全国各地で開催!最大8社と出会える座談会
✅座談会で即内定もあり
✅採用イベント数は業界NO.1の1500回
✅年間利用者は10万人(4人に1人が利用)
✅これまでサポートしてきた就活生は12万人
エントリーシートでバッサリ切られることはないので、座談会へ積極的に参加し、採用者と接点を増やせば必ず道は開けます。
就活を完全にやめてもいばらの道

就活を完全にやめるとどうなるのでしょうか?あまり考えたくないかもしれませんが、少し深堀りしていきます。
就活を完全にあきらめた場合、卒業後にどういう選択があるか解説します。大学院、専門学校に進む以外は5つの進路に絞られます。
1.アルバイト
2.派遣社員
3.契約社員
4.起業
5.ニート
ほとんど1~3を選択しながら、企業の中途採用を探す流れになります。4の起業はハードルが高いです。5のニートは絶対にダメです。
アルバイト、派遣社員、契約社員はどれも似ているように見えますが、雇用の中身は全然違います。
なんとなく契約社員>派遣社員>アルバイトの順によさそうに思えますが、ポイントはどの形態が企業の中途採用に向けて活動ができるかです。
アルバイトが一番時間を調整しやすく、転職活動に一番融通が利きます。
派遣社員、契約社員は一見、正社員とほとんど変わらず、時間も変わりません。給与だけでみると正社員の1年目より高いです。
しかし、昇給がほとんどなく、賞与もないため2年目以降は逆転します。時間に余裕がないので、転職活動に割く時間はほとんどありません。
でも実際は5つ選択肢の中、ほとんどの人が契約社員や派遣社員を選んでしまうのです。わかりやすく言うと選ばざるを得ないのです。
卒業すると必ず生活しなければならず、一人暮らしをするなら収入は必須です。就活を完全にあきらめたのであれば、卒業後をイメージしておきましょう。
4月~6月に向けて、転職活動を前提するのであれば、アルバイトを選択しましょう。早めに正社員への道を目指してください。
ここであきらめると派遣地獄に入ります。一旦、派遣地獄に入ると年収も低く抑えられます。
派遣社員は派遣法によって3年間しか同じ職場で働き続けることができません。別の会社に移らないといけないので、技術の習得はできません。中高年になると正社員登用はますます厳しくなるのです。
よって、就活に失敗したら派遣でよいと安易に考えてはいけません。
まとめ
就活は一旦あきらめてもよいですが、完全にあきらめたら卒業後はいばらの道が待っています。就活にあきらめてやめたい、疲れたなら次の3つの脱出方法を考えてください。
ひとつは一旦就活を中断する。精神に疲れていては高いパフォーマンスをだせません。1、2ヶ月就活から離れ、バイトや卒論に集中してください。精神的に安定すれば、また戻ってくればよいのです。
2つ目は改善をすすめながら就活を継続することです。現状のやり方で数をこなしても結果は同じになります。SPI、志望動機の作り込み、役員対策、web面接対策を練り直してすすめることです。
自分だけで対策を練るのではなく、友人や先生、OB、就活エージェントと一緒にすると改善が早いです。
3つ目は中小企業をターゲットに方向転換することです。まず内定を1件取ることを最優先とします。中小企業へランクを落とせば、競争率が低くなります。
中小企業を狙うにはハローワークの活用やエージェントがいる就活サイトを活用すると内定が取れます。
内定が確保できれば、秋採用、年明け採用と大手企業へチャレンジすることができます。すでに1件確保しているので自信を持って望むことができるでしょう。

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