テレビでリモート出演する際に、芸能人がイヤホンマイクしている姿をよく目にします。最初は違和感ありましたが、もうすっかり定着した感じですよね。
オンライン面接も同様にイヤホンマイクをする人がほとんどです。そこで疑問に思うのが、『web面接はイヤホンマイクなしでも大丈夫なのか?』です。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場で、イヤホンマイクの使用率や使わなかった場合の問題点を教えます。
- 面接官の声がはっきり聞こえる
- 自分の声がクリアに面接官へ伝わる
- 雑音を抑制できる
- 簡単に音量調節ができる
- web面接に備えているアピール
この記事を読むとイヤホンマイクはなくてもweb面接は可能ですが、使用するとメリットの方が圧倒的に多いことがわかります。耳をイヤホンでふさぐのが苦手なら、ヘッドセットやスピーカーフォンでも同様の効果が得られるとわかるでしょう。
イヤホンマイクを使えば、面接官の質問がハッキリと聞こえる
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イヤホンマイクなしでも大丈夫?
イヤホンマイクはやっぱり買わないとダメですか?
web面接は『イヤホンマイクなしでも大丈夫か?』と聞かれれば、「大丈夫ですが、イヤホンマイクがあればなおよい」と答えます。
始めに言っておきますが、イヤホンマイクの有無は合否に影響しません。スマホさえあれば、カメラとマイクが内蔵されているので、オンライン面接が可能です。スマホだけで、web面接の環境が最低限整います。
イヤホンマイクを使用しないと不具合がでるわけではありません。使用した方が「より聞き取りやすく、より伝えやすくなる」と言った方がよいでしょう。
例えば
★どちらが面接官の声が聞き取りやすい?
イヤホンマイクあり>>>なし
★あなたの声をクリアに伝えられるのは?
イヤホンマイクあり>>なし
★あなたの声に雑音が入りにくいのはどっち?
イヤホンマイクあり>なし
こんなイメージです。
当然、イヤホンマイクがなくても大丈夫ですが、ほとんどの人がイヤホンマイクもしくはヘッドセットを利用しています。
イヤホンマイクなしでのぞむ場合
イヤホンマイクを使用せずweb面接にのぞむパターンは2つあります。
・イヤホンマイクなどの機器を一切使用しない
・イヤホンマイク以外の機器を使用する
イヤホンマイクなどの機器を一切使用しない
web面接で機器(イヤホンマイク)を全く使用せずにのぞむ場合は少しでも環境をよくしないといけません。
パソコンやスマホの音量をあらかじめ上げておくことをおすすめします。面接官の声が小さい、早口でも少しは聞き取れるようになります。
また、あなたが回答する時に周辺の音をひろうので、窓や扉は閉めてください。犬の鳴き声や救急車の音はよく聞こえるためです。よって、事前に静かな環境を確保しておきましょう。
イヤホンマイクなどの機器を一切使用しないなら、少しでも環境をよくすることが大切です。
イヤホンマイク以外の機器を使用する
イヤホンは耳の中に入れてふさぐのでかゆくなる。または長時間すると耳が痛くなるならヘッドセットやスピーカーフォンを使う手があります。
面接環境がよくなるなら機器は使いたいが、「イヤホンマイクはちょっと苦手」と敬遠してるなら下記をおすすめします。
イヤホンマイクと同様の効果が得られます。
使用すれば5つメリット
イヤホンマイクは使用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?
・面接官の声がはっきり聞こえる
・自分の声がクリアに面接官へ伝わる
・雑音を抑制できる
・音量を簡単に調節できる
・web面接に備えているアピール
面接官の声がはっきり聞こえる
オンライン面接は顔と顔を合わす対面と違い、webを介します。電波の状況により、声が聞きずらいこともしばしばです。また、面接官によっては声が小さい、早口、語尾が聞こえにくいことがあります。
場所は実家や自宅でweb面接をするので、外の音が影響すると、面接官の声が聞きづらくなります。
その点イヤホンマイクは耳と直結なので、面接官の声が格段に聞き取りやすくなります。
ここが最大のメリットと言えるでしょう。
はっきり聞こえれば質問に対して的確に回答することができますからね。
私はweb会議や面接で使用してますが、相手の声が格段に聞きとりやすく、もう手放すことができません。最初に使用した時の衝撃は今でも忘れません。
仮に聞き取れないと、『もう一度、質問をお願いします』と言わなければなりません。
一度ならよいですが、さすがに何度もは言いづらいですからね。
片耳より両方の方が圧倒的によいです
自分の声がクリアに面接官へ伝わる
口とマイクの距離が近いので、ダイレクトにあなたの声をひろうことができます。
スマホやノートパソコンに内蔵しているマイクに頼ると口からの距離があるので、周辺の音を拾います。
自分ではわかりませんが、イヤホンマイクを使用すると面接官はあなたの声が聞き取りやすくなります。
声が少々小さくてもマイクが十分ひろってくれるので安心です。緊張すると思ったより声が小さくなるので、助かります。
雑音を抑制できる
イヤホンマイクを使用せず、スマホやノートPCだけだと雑音をすぐに拾います。救急車や車の騒音や電車の音、近くに保育園があれば子供の声が入ります。
意外ですが、たまにノートPCのファンのモーター音をひろうことがあります。
機種によってはノイズキャンセリング機能がついていれば、雑音を遮断してくれます。
音量を簡単に調節できる
面接官の声が大きさによって、音量の調整が簡単にできます。パソコンやノートPCであればマウスで簡単に操作できますが、スマートフォンだと固定してるので、面接しながらの対応は意外に難しいです。
イヤホンマイクであれば、片手で音量の調整ができるのでラクです。微調整が可能ですから。
web面接するアプリがZoom、インタビューメーカー、Skype,Googleハングアウトなのかによって、声の大きさは微妙に異なります。
つながった時に、声がいきなり大きかったり、小さかったりするため音量の微調整が必要になります。
web面接に備えているアピール
面接官に対して万全を期していることをアピールできます。イヤホンマイクは目に見えるのでアピールになります。
取り組む姿勢は好感が持てます。しっかり面接官の声を聞き取れるので、的確に返答ができるからです。
二年前まではイヤホンマイク、ヘッドセットの使用率は半分以下でしたが、今や95%以上が使用しています(私の会社調べ)。もはや『web面接=イヤホンマイク、ヘッドセット』というぐらい常識化しています。
イヤホンマイクを購入する際の注意点
イヤホンマイクやヘッドセットなら何でもいいわけではありません。ゲーム用の大型のヘッドセットやカラフルな色は避けましょう。
イヤホンマイクの購入を考えている人は下記の点に注意してください。
<購入のポイント>
・無線ではなく、有線タイプを選ぶ
・色は白か黒の二択
・マイク付きを選ぶ
・耳にフィットしやすいものを選ぶ
・ノイズキャンセリング機能があればさらによい
購入を考えているなら参考にしてください。
有線タイプを選択
オンライン面接で一番多いトラブルは通信障害です。そのリスクを軽減させるため有線を必ず選びましょう。充電の心配は不要です。
色は白か黒
面接に向いているカラーは白か黒です。カラフルな蛍光色はダメです。ほとんどの就活生がこの2種類を使用しています。
マイク付きを選択
「マイク無しタイプ」と「マイクあり」はほとんど見分けがつかず、一緒に見えます。マイクが内蔵されているので見た目はイヤホンと同じなのです。
一番間違えるポイントなので注意してください。
耳にフィットしやすい形状
イヤホンにはインナーイヤー型とカナル型があります。
インナーイヤー型は耳の手前側で引っ掛けるタイプなので遮音性が低いです。耳栓のようにフィットするカナル型の方が遮音性に優れているので、音声がクリアに聞こえます。
ただし、これは好みの問題のため、長時間使用すると想定し、フィット感を大事に選ぶようにしてください。
ノイズキャンセリング機能
騒音を抑制するノイズキャンセリング機能があれば、申し分ありません。あなたの声をクリアに伝えてくれます。ただし、無くてもイヤホンマイクの性能が高ければ十分カバーしてくれます。
価格帯は1000~3000円が主流です
イヤホンマイクの利用率(私の会社調べ)
ほかの人が何を使っているのか気になります
割合を教えてもらえると助かるわ
どの程度の割合でイヤホンマイクを使用しているか気になりますよね。
私の会社はweb面接を本格的に導入し始めたのはここ4,5年です。この間、面接官としてのべ数百名の就活生や中途採用者をweb面接してきました。
私の感覚ですが、2019年当時はリモートでイヤホンマイクを使用している人の割合は10人に1人でした。使用しているとパソコンやガジェットに興味ある人だなと思うぐらい少なかったです。
2020年になると10人中3人へ一気に増えました。リモート中の芸能人も活用しているので、だいぶ浸透した感じです。
2021年になると10人中9人が使用するようになりました。2022年、2023年になると10人中10人が使用しています。
年々増加し、今や使用していない人を見るのが珍しくなりました。
ちなみにヘッドセットを利用している方は全体の約20%おられます。こちらも徐々に増えている印象があります。
イヤホンマイクを使用するなら
web面接でイヤホンマイクを使用するなら、下記のことを頭にいれておくとよいでしょう。
音量の設定をしておく
使用する前にあらかじめどのくらいの音量にするか設定しておきましょう。パソコンやスマホ側の音量で設定できます。
本体をミュートにしたままだと音が出ず、焦ることになります。
使用する前の断りは不要
面接が始まる前に「イヤホンマイクを使用してよろしいですか?」と面接官への断りを入れなくても大丈夫です。もはやweb面接でイヤホンマイクを使うことは常識化してるので許可は必要ありません。
また、言う、言わないで評価に影響はありません。
まとめ:使えばメリット多い
web面接はイヤホンマイクがなくてもできます。ただし、イヤホンマイクを使用すると面接官の声が聞き取りやすく、自分の声も面接官へクリアに伝えることができます。
面接スタイルはすでにweb方式をほとんどの会社がを取り入れています。
採用面接だけでなく、インターンシップもオンラインになっているので早めに購入しておいて損はないです。
聞き取りやすくなれば、聞く方に集中しなくてすみます。イヤホンマイクを使用すれば、より回答に集中できるでしょう。