オンライン面接で一番多いトラブルは何だと思いますか?実は通信トラブルが一番多いのです。
面接時間となったので、いざ接続しようとしたらつながらない。あるいは面接中にいきなり映像がフリーズしたり、音声が途切れたり、音声だけが聞こえない場合があります。
突然このような状況になると、気が動転してかなりあわてます。ではどのように対処したらよいのでしょうか?
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場から通信トラブルになったときの対処法を教えます。
- 通信トラブルは誰でも起こる
- 一番最初にアクセスできないトラブル多い
- 開始時間に遅れるなら必ず電話する
- 通信トラブルではマイナス評価にならない
- 面接中のトラブルは素直に伝える
- 人事部の連絡先を控えておくと安心
- 再起動すると症状が直りやすい
- Bluetoothが邪魔する場合がある
この記事を読めば、通信障害は誰にでも起こることがわかります。しかし、対処法を事前に知っておけば、あわてることがないでしょう。
アクセスして入室できない場合は面接開始前に必ず電話で知らせること
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web面接でつながらないトラブルは多い
web面接ではどのようなトラブルが多いのでしょうか?私はこれまで面接官として様々なトラブルや通信障害に遭遇しました。
例えば、
・web面接のURLにログインできない
・web面接アプリを開いてもつながらない
・ログインできても始まらない
・面接中に映像がフリーズする
・面接中、動きがカクカクする
・動きがスローになる
・音声が聞こえない
・映像が止まり、音声のみになる
・音声が途切れ聞こえにくい
・大きなノイズが入る
・ハウリングする
開始時間10分前になったので指定のURLにログインしようとして、なぜかつながらない…。
つながるものだと思い込んでいるので、あせりが半端ないです。面接時間がせまっていると、軽いパニックになります。この「アクセスできないパターン」のトラブルは一番多いのです。
その他の通信トラブルとしては、面接が順調に進んでいるのに、いきなり途中から音声が途切れたり、画面がフリーズすることがあります。
このようにweb面接の開始前のトラブルや面接中に通信障害が起こるのは珍しくありません。
トラブルや通信障害はどのタイミングで起こるか全くわからないのです。
<特に多いトラブルの症状3つ>
・web面接を始めるときに上手くつながらない
・途中で映像がフリーズし、音声しか聞こえない
・映像が不安定で声が聞きとりにくい
通信トラブルは通信速度だけの問題ではない
トラブルや通信障害で落ちることはあるのか
通信トラブルがあると落ちちゃうの?
面接中に画面がフリーズしたり、声が聞こえなくなり中断したらマイナス評価となるのでしょうか?
➡通信トラブルの場合はマイナス評価となりません。よって、これが原因で面接で落とされることはありません。
あせって冷静さを失った場合は再開後の面接に影響がでます。まずは落ち着いて対処することが大事です。通信トラブルはあなただけに問題があるわけじゃないので、気にする必要はありません。
ただ、一点大きくマイナス評価となる場合があります。
その行動とは
- 大きくマイナス評価となる行動
- web面接につなげる時にうまくアクセスできず、面接開始時間に遅れ、連絡をしていない。
10時面接開始なのに10時5分になって連絡がないと、面接官は辞退したと受け取ります。
しかし、就活生側は必死にアクセスしようと格闘してます。時間もせまり、気が焦って開始時間に遅れることを伝えていないのです。このような状況下だと時間が守れない、冷静さがないと評価されてしまいます。
開始前に連絡を入れると、遅れてアクセスしてもペナルティーはありません。
例え1分でも遅れたらダメです
トラブル及び通信障害の対処法
こんなことは自分に起こるはずはないと思ってませんか?パソコンやスマホの機種は新しいし、通信環境もいい、何の問題もないはずだと…
回線の混み具合によっては誰でも通信トラブルに巻き込まれます。
ではトラブルや通信障害になったら、どのように対処したらよいのでしょうか?
また、事前にチェックする方法はあるのでしょうか?次の4つ対処法について解説します。
・web面接アプリにつながらない(アクセスできない)
・音声が聞こえないトラブル
・web面接中の通信トラブル
・通信環境に不安を抱えている
web面接アプリにつながらない
どの面接アプリを使うかは企業によって異なります。Zoom、インタビューメーカー、Microsoft Teams、Skype、Googleハングアウト、Wherebyなどです。
どの面接アプリも操作の流れは一緒なので、参考にできます。
<web面接アプリにつながらない場合>
・手順を確認する
・ID、PASS、URLが間違っていないか確認する
・ダメな場合は採用担当者へ連絡する
手順を確認する
つながらない場合はもう一度最初に戻り、手順を確認しながら進めてください。手順を間違えると全くつながりません。
企業から送られてきたメールに手順が書かれているので、しっかり確認してください。よくあるミスとして、
<対処法①>
ログインする際のブラウザが違う。
例えば、
インタビューメーカーはインターネットエクスプローラーでは開きません。
グーグルクロームで開く必要があります。
<対処法②>
URLを間違えている。
例えば、
会社説明会、一次面接、二次面接、最終面接をwebでするなら、都度URLが発行されます。
二次面接用のURLではなく、一次面接用でログインしようとしている。
ID、PASSが間違っていないか確認する
ID、PASSが「小文字大文字」や「アンダーバーとバー」を間違ってませんか?ここをミスると入室できません。
パスワードはコピぺが使えないので、ミスが多いのです。ID、PASSが合っているのに入れない場合はメールの題名を確認してください。
一次面接or二次面接or最終面接のIDとPASSで合っていますか?都度、IDとPASSも発行されるので確認しましょう。
lと1(エルと数字の1)
も入力間違いしやすい
採用担当者へ連絡する
それでもつながらない場合は速やかに採用担当者へ連絡してください。面接時間を大幅に過ぎると遅刻やキャンセルしたと判断されます。
時間内に間に合わないと判断したら、人事部へ電話で一報を入れてください。
緊急性が高いときはメールより電話にしてください。事前に連絡先の電話番号は手元に準備しておきましょう。
開始時間を過ぎてるのに連絡がないので、私から電話するとまだ格闘していることが多いです。開始時間を過ぎて連絡がないと印象が悪くなります(マイナス評価)。
よって時間ギリギリで入室するのではなく、10分前にはすべて整うように逆算して準備しましょう。
web面接にのぞむ時は、人事部もしくは採用担当者につながる連絡先を近くに置いておくとよいです。パニック中は連絡先を探す余裕がなくなります。
音声が聞こえないトラブル
web面接につながっても安心はできません。映像は問題ないのに音声だけが聞こえないことがあります。
<対処法①>
無線のイヤホンマイク使用するとBluetooth設定と面接アプリの相性で、上手くいかない場合があります。
一旦、Bluetooth設定を解除すれば、音声が復活することが多いです。
私は音声が聞こえない時はそのように指示しています。
面接アプリにはチャット機能があるので、音が聞こえないなら「音が聞こえない」と記入して知らせてください。
<対処法②>
面接官の声が聞こえないなら、単純なミスで自分のパソコンやスマホの音量がミュートになっている可能性があります。しっかり、チェックしてみましょう。
このようなトラブルを少しでも防ぐには、無線ではなく有線タイプのイヤホンマイクを選択するとよいです。
>>【現役面接官が教える】web面接で使えるイヤホンマイク【おすすめ5選】
web面接中の通信トラブル
web面接中に通信トラブルが発生することがあります。リモートワークが増え、月曜日はweb会議をする企業が多いので、回線が混み合うのです。
そうなると、映像がフリーズしたり、音声が飛んだり、カクカクした動きになります。
<web面接中の通信トラブル>
・まずあわてない
・状況を正確に伝える
・面接官の指示に従う
・状況が改善しないときは
まずあわてない
面接中にいきなりフリーズしたり、途中から音声のみになると驚いて、誰でもあわてます。その時はまず落ち着くことを考えてください。
通信障害はどのタイミングで起きてもおかしくありません。決して、あなたの機種や通信環境が悪いわけではないのです。
私が経験して思うのは、採用側、就活生側のどちらに原因があるかわからないことが多いです。
何度も言いますが、このトラブルによって、面接で不利になって落とされることはありません。だから、必ず落ち着いて対処ください。あわてると通信障害が回復したときに、激しく動揺すると面接に集中できなくなります。
その場合は私は『大丈夫ですよ、落ち着いていきましょう』と声をかけますが、みんな動揺しているのがわかります。「自分のせいで迷惑をかけた」と思わないようにしましょう。
状況を正確に伝える
通信障害が現れた場合は速やかに面接官に声をかけましょう。
例えば、
『すいません、こちらから見える画面がフリーズしています』
『申し訳ありません、音声が途切れ途切れに聞こえます』
『さっきからノイズがずっと聞こえてますが、大丈夫でしょうか』
トラブルの内容は面接官へ速やかに伝えてください。あなた側から見ている画面と面接官側から見ている画面で症状が異なる場合があるからです。
そのうち面接官が気づいてくれると思ってはいけません。気づいた時点で声をかけましょう。音声障害であれば、チャット機能使って状況を説明してもよいです。または手でバッテンのゼスチャーをしてください。
面接官は必ず気づいてくれます。
一番やってはいけないことは聞き取りにくい状況を続行して、予測して答えることです。
多分、こういうことを言っているのだろう?と。その場合、間違って回答すれば、質問意図を理解できていないと判断され、致命傷になります。
面接官の指示に従う
通信障害が起きた場合は面接官の指示に従うのが鉄則です。自分の判断でいきなりアプリを閉じたり、勝手に再起動はしないでください。
必ず面接官が復旧に向けて試してもらいたい手順を指示します。簡単に回復する場合もあればなかなか改善しないこともあります。
フリーズや音声の不具合が起きると面接官は下記の指示をしてきます。
①webの画面ごしに声をかけてきます
②webがダメなら電話がかかってきます
③アプリを一旦閉じるよう指示されます
④もう一度最初からログインをお願いされます
⑤web上で改善しているか確認されます
⑥ダメなら、再起動を指示されます
実際、私もこのパターンでお願いし、ほとんどは改善されます。
パソコンでweb面接をするのであれば、近くに必ずスマホを置いておきましょう。通信トラブルになれば、電話がかかってくる場合があります。
不具合が改善すれば面接は続行となります。ただし、全く状況が改善しない場合があります。その場合は後日に面接がズレることになります。
状況が改善しないときは
どんな手を使っても改善しない場合が稀にあります。私も過去に何回かありました。
音声のみが不具合の時はスマホに電話をかけて、スピーカーにして行ったこともありました(笑)。当然、改善策もダメな場合は面接を続行することはできません。
安心してください。これで不合格とはなりません。後日、日時を変更してweb面接を行います。混線が原因の場合は日時を変更すれば問題なく面接ができるのです。
事前に不安をかかえている
機種が古い、OSが対応しているか不安、通信速度が遅いなど、事前に不安をかかえている場合はweb面接アプリの推奨環境を確認しましょう。
そもそも推奨環境に対応していないと動作不良や通信障害の原因となります。
面接アプリの推奨環境
不安な人は主要な面接アプリの推奨OSや通信速度を一度確認をしておきましょう。
それぞれ、推奨の回線速度が違うので事前にチェックしておきましょう。
インターネット回線速度テスト
回線速度が遅い場合
室内の回線速度はweb面接で一番影響します。
回線速度が遅い場合3つの選択があります。
・室内の場所によって遅い場合
→中継器の検討
・本体の回線が遅い場合
→ポケットWifiの検討
→場所を変える
室内の場所によって遅い場合
中継器の設置で改善することがあります。1階では問題ないが、2階の自分の部屋で速度を計ると弱い場合は中継器の検討をした方がよいでしょう。
値段が高いと失敗したときのダメージがでかいのですが、TP-LINKは価格が安くて性能がよいです。参考までに。
本体の回線自体が遅い
・スマホ本体の回線が遅い
・安いプランなのでスマホにつなぎたくない
・マンション共同仕様なので速度が不安定
・今ルーターの調子が悪い
これらを解消するのにレンタルのポケットWifiが便利です。今は本当に便利になっており、1日単位で高速回線が安くレンタルできます。
予約すれば、翌日に自宅へ届き使えます。おすすめは価格の安いWifiレンタルどっとこむを参考にしてみてください。
もしくは場所を思い切って変える方法もあります。友達の家を貸してもらう、カラオケボックス、レンタルスペースの活用などがあります。
事前準備の段階で不具合になりそうなポイント洗い出して、対処しておきましょう。
>>【web面接の必需品】事前に準備すれば必ず役立つ【アイテム5選】
通信トラブルの原因
通信トラブルは起きない事に、こしたことはありません。通信トラブルになりやすい原因がいくつかあります。
・アクセス集中による混線
・使用している回線速度が遅い
・使用している機種が古い
アクセス集中による混線
web会議していると月曜の朝は映像が途切れたり声が聞こえにくい場合があります。これはあらゆる企業が同時にアプリや回線を使うと通信が混み合います。
リモートワークやweb会議が盛んになったのでアクセスが集中しやすいのです。
時間帯によりアクセスが集中するとつながりにくい現象がおきます。面接時間は会社が指定するので、事前に使用が少ない時間帯を指定することはできません。
私はMicrosoft Teamsやインタビューメーカー、Zoomと使ってきましたが、Zoomが混線に一番強かったです。
使用している回線速度が遅い
オンライン環境が悪いと回線速度が落ちます。電波が弱かったり、無線LANだと有線に比べ、不安定になります。家の中でも通信環境の悪い場所があるので確認は必要です。
ほとんどが光回線なのでweb面接ができる環境にあります。ただし、web面接中に家族がYoutubeやAmazonプライムを見たり、ネットゲームをしていると回線速度は低下します。
本番の時は家族にも一声はかけておきましょう。
使用している機種が古い
型が古いスマホやパソコンを使用すると通信トラブルになりやすいです。
OSやブラウザが古いとweb面接アプリを上手く認識しないため、アップデートされているか確認しておきましょう。
また機種の処理能力が低いと回線速度が早くても通信トラブルになるので注意しましょう。
まとめ
通信トラブルは自分だけは絶対に起こらないと思っても、誰にどのタイミングでなるか予想できません。
問題はトラブルや通信障害になった時にどのようにしたらよいか、対処法を事前に頭に入れておくことです。
フリーズや音声障害などの対処法や原因がわかっていればあせる必要はありません。
トラブルになった際、すぐに電話できるように採用担当者の連絡先はわかるようにしておきましょう。