最終面接で落ちた理由は何?一次、二次面接と違う【選考基準にあり】

2020年5月8日

一次、二次面接を無事通過し、最終面接も難なく終えたのに、結果が不採用となれば誰もが『なんで?』と疑問を抱きます。

あなたはなぜ、最終面接に落ちたのでしょうか?

落ちた原因を直接採用担当者に聞くことはできませんが、推察はできます。

私は大手企業の新卒・中途採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」と申します。

採用する側の立場として、あなたの悩みを少しでも解決できるよう合否のポイントをぶっちゃけて配信しています(Twitter版はこちら)。

この記事でわかること

  • 最終面接は決裁者が人事部ではなく役員になる
  • 一次、二次は能力重視、最終面接は熱意重視になる
  • 入社意欲の高さは企業研究の量に比例する
  • 最終面接は最初の5分が勝負

最終面接は一次、二次面接と違い役員が出席するのです。

当然、役員の考えや意見は優先されるのです。

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最終面接で落ちた理由

面接落ちた理由

最終面接は2人に1人近くが落ちています。あなただけが少ない割合で落ちたわけではありません(合格率が気になる方は下記参考に)。

ではどんな理由で落ちたのでしょうか?

落ちた理由を直接面接官へ聞くことはできませんが、私はこれまで最終面接で何百人と判定してきました。不合格にする理由はこちらです。

<落ちる理由>

  • 入社意欲が感じられない
  • 元気(覇気)がない
  • ほとんど主張しない
  • カラーがない
  • 保守的な発言が多い
  • こだわりが強すぎる
  • 志望動機がブレている
  • 志望順位が低い
  • 企業研究をほとんどしていない
  • 質問の意図を理解していない
  • やりたいことが会社と不一致
  • 暗記に頼りすぎ応用がきかない
  • 勤務地にこだわる
  • 回答がほとんど抽象的
  • 他社に行くと判断された

身に覚えはないでしょうか?

最終面接の面接官は百戦錬磨の猛者(もさ)達です。

第一印象でどんなタイプかすぐ判断します。

雰囲気が暗い、目を合わせない、声が小さいのは問題外となります。

でもそんなに落ち込むことはありません。

二次面接をクリアしているので、最低限のレベルには達しているのです。

ただ、最終面接に進んだにもかかわらず、もう一歩届かない原因があるのです。

<主な原因>

・熱意を感じられない

・志望動機がブレる

・こだわりが強すぎる

熱意が感じられない

一番は入社意欲を感じられないということです。

・早く仕事を覚えたい

・バリバリ働きたい

・顧客のためにもっとよいものを作りたい

・世の中にもっとよいサービスを広げたい

自分を入社させると得ですよ!」と訴えるものが少ないのです。

気持ちが表に出ないと何を考えているか、わからないのです。

無表情かつ回答が淡々でトーンが一本調子だと、とても熱意があると感じられませんよね。

はれきち

役員は特に熱意を好みます

志望動機がブレる

一次面接に伝えた志望動機、二次面接で深掘りされた志望動機、最終面接で確認された志望動機がブレていると落ちます。

志望動機は入社する根幹なので毎回変わると印象が悪くなります。

一貫性や就活の軸がない」と判断されるのです。

例えば、最初の志望動機が「人と接することが好きなので営業をしたい」と言っていたことが、途中から技術職に興味を持ち、最終面接では「どちらでもよい」となった場合です。

志望動機が途中で変われば、面接官を納得させる理由が必要になります。

面接官は結局、どちらの職種をやりたいのかわからないのです。

その他、食品業界に関心があるにも関わらず、IT業界や家電業界の就活をしていたら「一体何がしたいのだろう」と疑問を持たれるのです。

このような考え方だと、「内定が取れれば何でもいいの?」と判断されます。

こだわりが強すぎる

こだわりや主張が強すぎると敬遠されます。

【こだわりと主張】と言えば聞こえがよいですが、【頑固、柔軟性がない】と判断されれば落とされます。

勤務地を実家から通える範囲にこだわったり、研究職以外考えられないと主張すると適応範囲がかなり狭くなるので、落ちる可能性が高くなります。

主張しないのもダメですが、強いこだわりは逆に嫌われるので注意しましょう。

強いこだわりは部下として扱いにくいと判断されます。

非常に優秀だと判断しても顧客や上司とかみ合わないタイプであれば、不合格となります。

結局、最終的に選ばれるには相手に【一緒に仕事がしたい】と思わせるかどうかなのです。

最終面接で企業側は「是非、あなたに入社してほしい」と思っているので、入社意欲が低いと判断されれば必ず落とされます。

落ちた理由がわからない

落ちた理由は絶対に教えてくれません。

自分で振り返り、悪い部分は改善するしかないのです。

そうは言っても簡単に原因が見つかるわけではありません。

客観的に自分の面接力で弱い部分を把握してから、原因分析すると理解しやすいです。

そこで使いやすいのがキャリアパークの面接力診断です。

無料で5分程度の質問に答えるだけで自己PR、企業理解、コミュニケーション力など弱い部分が浮き彫りになります。

最終面接は一次、二次と選考基準が違う

最終面接と一次、二次面接では雰囲気が大きく違います。

雰囲気だけでなく、選考基準も違うのです。

その理由は、最終面接は役員(社長もしくは取締役が出席するためです。

就活生だけでなく、われわれ人事部も緊張感はありますが…。

最終面接は決裁者が違う

一次、二次面接の合否を決めるのは人事部です。

しかし、最終面接だけは役員が最終的に合否を決めるのです。

最終面接は人事部だけでなく、取締役や社長が出席します。

社長が『合格でよい』と言っているのに、人事部が『それはダメです』と反対することはできません。

役員の最終判断が合否の結果となるのです。

一次、二次面接までは人事部目線ですが、最終面接は役員目線になります。

役員と人事部では見ているポイントが大きく違います。

そのため人事部にはウケがよくても、役員にウケがよいとは限りません。

逆質問も一次、二次と最終面接でうまく使い分けた方がよいのです。

選考基準が能力重視から熱意重視へ

一次、二次面接では能力重視ですが、最終面接は熱意重視となります。

分かりやすく言うと人事部は能力重視、役員は熱意重視となります。

人事部が評価する能力
・コミュニケーション力
・適応性
・危機対応
・チームワーク
・リーダーシップ

役員が評価する熱意
・入社意欲
・忠誠心
・チャレンジ精神
・ポジティブな考え
・行動力

当然、会社は『能力が高く』、『やる気』のある人に入社してほしいのです。

分かりやすく言うと

この『能力が高く』の部分が一次、二次面接で重視、『やる気』の部分を最終面接で重視しているのです。

一次、二次面接は能力重視

一次、二次面接の合否の判断材料はズバリ【能力】です。

人事部の採用担当者はコミュニケーションが取れるか、仕事に適応できるか、逆境に耐えれるか、チームワーク、リーダーシップの能力があるかないかで合否の判断をしています。

グループディスカッションや集団面接を通して、面白い考えや独特な発想、奇抜な回答してもこの人は能力が高いと判断すれば、合格とします。

最終面接は熱意重視

能力を重視する人事部と異なり、最終面接の役員は熱意を重視しています。

一次、二次面接を通して、能力の高い人が厳選されているので、さらに絞る意味で熱意が加わるのです。

その中でも入社意欲は最優先されます。

入社希望順位の低さを見透かされると落とされます。

一緒に仕事をするイメージを植え付けられるかがポイントです。

役員が評価する熱意

人事部は最終面接で一次、二次を含め合計3回目となります。

会社説明会を含めると4回目かもしれません。

しかし、役員の出席は最終面接の1回だけとなります。

よって、細かい部分は人事部がまとめたレポート(一次二次の評価)で確認する程度となります。

役員は最終面接に残るということは能力的にはクリアしていると判断しています。

(能力が低い人が最終面接で多いとあとで人事部が怒られるますから)

よって、判断材料は入社意欲などの熱意に重点がおかれます。

役員の判断でもっとも重要視するのが、『入社意欲』と『忠誠心』です。

他社への浮気心が少しでもあると巧みな誘導質問によってバレてしまいます。

入社意欲

入社意欲が高いか低いかで印象は変わります。

例えば、入社する確率を聞かれ、『60~70%です』と答えると役員の印象はかなり悪くなります。

逆に入社意欲が高い発言をすると印象がよくなります。

役員はまず入社意欲が低いと合格は出しません。

忠誠心

忠誠心と書いて引かないでくださいね。

要は業務内容の仕事が好き、志望会社が好きかということです。

役員は入社したらできるだけ長く働いてもらいたいのです。

そのため好きな仕事なのか、本当にやりたい仕事なのか確認します。

まさに『好きこそ物の上手なれ』なのです。

役員は入社歴が長い人が多く、愛社精神が強いためです。

チャレンジ精神

役員は会社というフィールドを使って、新しいものに挑戦してもらいたいという気持ちがあります。

よって学生でまだ若いのに保守的な考えや発言が多いと落胆します。

ワークライフバランスや働き方改革と企業は取り組んでますが、休日出勤や残業したくない気持ちがでると嫌がられます。

一員となったからには何かを絶対やり遂げる気持ちが大事になります。

そのため、苦手なことや困難を克服したり、やり抜くアピールが大切です。

ポジティブな考え

ポジティブ

役員は暗いより明るい人、愛想が悪いより良い人、後ろ向きより前向きな発言、悲観的より楽観的、消極的より積極的な考えを好みます。

あまり深読みはせず、シンプルに物事を考えた方がよい結果につながります。

口角を上げ、少し前のめりぐらいの姿勢で丁度よいです。

性格的に暗くてもここだけはムリをして、ポジティブスイッチを入れましょう。

自信がなくても、目線をそらさず、まっすぐ見て話をすれば、それらしく聞こえますから。

前向きな考えがないと次から次へとあらわれる壁を乗り越えられません。

行動力

熱意が伝われば、それが実行できる人材なのか最後に見極められます。

知識が豊富、頭の回転が速く能力が高い人でも頭でっかちと判断されれば落とされます。

そのため、頭で考えるだけでなく、しっかり行動できるアピールが大切です。

仕事は言われたことをすぐに実行する人は多いですが、言われる前に行動できる人は少ないのです。




入社意欲の高さは企業研究の量に比例する

企業研究の量

役員は『熱意の量』をどうやって計っているのでしょうか?

「絶対に入社したい!」と、どれだけ気持ちで思っても伝えるのはなかなか難しいですよね。

面接官も熱意の量を外見から判断することはできません。

しかし、熱意の量を判断する指標があるのです。

それは『企業研究の量』なのです。

熱意は企業研究の量に比例する

入社意欲や熱意の高い人は必ず企業をよく調べています。

私の経験から『入社意欲の高さは企業研究の量に比例する』と考えています。

例えば、

大好きはアニメ、マンガ、歴史、ゲーム、本、作家がいれば詳しく調べませんか?

そうです。関心が高いほど調べる時間は長くなります。

関心が薄ければ、最初に少し調べて終わりですよね。

企業研究も同様に第一志望と第五志望では調べる量が違いませんか?

よって役員や面接官は入社意欲の高さは企業研究の量で調べているのです。

最終面接に進めば、もう一度復習しておきましょう。

企業研究の量を確認される質問

ではどういった質問で確認されるのでしょうか?

ホームページ、会社説明会で業務内容はしっかり把握できてますよね。

では同業他社比較はしてますか?

例えば自動車メーカーを考えているのに、トヨタ、ホンダ、日産、スバル、マツダは絶対に調べますよね。

・同業他社比較

この質問で企業研究の量を計ることができるのです。

・他社と弊社の違いは何だと思いますか?

・同業他社ではなく、なぜ弊社を選んだのですか?

この2点を深堀した質問をすれば、あなたがどれだけ企業研究をしているかわかるのです。

  • 売上規模
  • 従業員数
  • 拠点数
  • 創業
  • 経営理念
  • 品質方針
  • 主要取引先
  • 一番の特徴
  • 伸ばしている分野
  • 最新情報

各項目をノートにまとめて比較すると違いがわかりやすいです。

詳しく答えることができれば、かなりの加点となります。

最終面接は最初の5分が勝負

役員は経験が豊富なので人を見る目は確かです。

人事部が気づきにくい点を指摘したり、推察能力も長けています。

最終面接は30分~1時間がほとんどですが、最初の5分で合否を決めていると言っていいでしょう。

最初の挨拶もムダにできません。

・背筋を伸ばす

・まっすぐ目を見る

・ハキハキした挨拶をする

上手く話そうとせず、シンプルに回答する方が自分らしさが出やすいです。

問題は『自信なさそうにしない』ことです。

目線を下げたり、質問に詰まって頭や耳を触ったりしないようにしましょう。

途中で会話尻つぼみしないよう、しっかり言い切ることがポイントです。

語尾が聞こえにくいと特に自信がないように聞こえるのです。

役員は第一印象であなたの持っている雰囲気、話し方、表情そして熱意を経験則に基づいて瞬時に判断するのです。

※よって最終面接は最初の5分が勝負と思いましょう。

人事部はバランスを考慮

とは言っても役員が全てを直感で決められては配置に偏りがでます。

人事部は全体のバランスを考え合否について助言をします。

人事部はバランスを考慮
・男女比
勤務地
職種
・理系と文系
・学卒と院卒

例えば、男女の割合を考えたり、全国規模なら希望勤務地が偏らないようにします。

理系と文系の比率、4大卒と大学院卒の割合など全体のバランスをとっているのです。

そのため二次面接であらかじめバランスを考慮して合格を出しているのです。

最終面接で合否を役員と打ち合わせる際は必ず、男女比、希望職種、希望勤務地、営業と技術の割合などを助言します。




最終面接対策のまとめ

1.一次、二次面接と最終面接は合否の決定者が違うことを認識する
・一次、二次面接は人事部が決定
・最終面接は役員が決定


2.役員へは熱意をアピールすることが大事
・自分の能力ではなく、入社意欲、やりたい仕事であることをアピール
・チャレンジ精神をもっている、行動力があることをアピール


3.最終面接は最初の5分が勝負
・第一印象、話し方、表情、雰囲気そして熱意を瞬時に判断する
語尾に意識して、言いきれば自信あるように聞こえる

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Posted by はれきち