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【教えて!】面接に落ちた理由を聞くのはアリ?【採用担当者回答】

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

面接がうまくいったにも関わらず、蓋を開けてみれば不合格ってことがあります。

落ちた原因がコミュニケーション力が弱いのか、適応能力が低いのか、それとも回答の内容がよくなかったのか、悩んでも答えはでません。今後の対策を考えると原因をはっきりさせておきたいですよね。

そこで『自分の何がよくなかったのか』、採用担当者に落ちた理由を直接聞くことはできるのでしょうか?

私は大手企業の新卒採用に15年以上携わっている「はれきち」です。過去に同様の質問に答えてきた経験があるので解説します。

この記事でわかること
  • 面接に落ちた理由は教えてくれない
  • 企業が教えない理由
  • 自分で落ちた原因を探る方法
  • どうしても聞きたい場合のやり方
  • 気持ちの切り替えが一番の対策

この記事を読むと採用者に面接で落ちた理由を聞きだすのは難しいとわかります。落ちた原因が直接わからなくても、見当をつけ自己改善していくことが合格率を上げる近道とわかるでしょう。

はれきちのアドバイス

落ちた本当の理由はたずさわった面接官にしかわからないため、深く考えず、気持ちを切り替え次にいきましょう

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目次

面接に落ちた理由は教えてくれない

不合格の通知をもらって、納得がいかない、落ちた理由が知りたい、悩んで気持ちがモヤモヤするなら、採用担当者に問い合わせて、真意を確かめたくなりますよね。

果たして、勇気を振り絞って聞いたら、採用担当者は正直に理由を教えてくれるのでしょうか?

答え:簡単には教えてくれません。

問い合わせると下記のような回答が返ってくるでしょう。

  • その質問には回答することができません。
  • 社外秘になっているのでお答えできません。
  • ご縁がなかったとしかお答えできません。

電話だけでなく、メールで問い合わせても同様の回答になるでしょう。

人事部や採用者なら、当日の面接記録を見れば、総合評価の点数、性格診断テスト、能力テスト、よい点、悪い点を見ることができます。

つまり、合格基準に達していない理由や担当した面接官の寸評が書いているので調べれば答えることができます。

それでも企業側が教えないのには理由があるのです。

企業が教えない理由とは

大学の共通テストや入試は後で自分が採点することができます。合格ラインに何点達していないから、ダメだったと理由がはっきりしていますよね。

一方、就活の面接は点数化できる能力試験はありますが、面接においては『合格基準』や『求めている人物像』が企業ごとに大きく異なります。

その中身はブラックボックス化されており、企業内でも人事部しか知らないでしょう。

企業が落ちた原因を教えない理由
・トラブルや手間になるのを防ぐ
・本当に落ちた理由は担当面接官しかわからない
・絶対評価ではなく、相対評価だから

トラブルや手間になるのを防ぐ

まず第一に落ちた理由を教えて、トラブルになることを恐れています。例えば、「コミュニケーションに難あり」、「表情が暗いから」と伝えた場合、ひどく落ち込み『うつ』になってしまったら、大変なことになります。最悪の事態になれば、会社が訴えられます。

また、あそこの会社は落ちた理由を教えてくれるとTwitterにのれば、何十人、何百人と問い合わせがきます。そうなると人事部はあっという間にパンクしてしまいます。

ただでさえ、人事部は就活の採用期間中、目まぐるしい忙しさになるのです。そんな中、手間を取るようなことはしたくないのが本音なのです。

落ちた理由は担当面接官にしかわからない

大手企業だと面接官が10人以上います。担当した面接官の感性や経験値によって、合否判断は大きく左右されます。そのため一次、二次、最終面接では異なる面接官で対応することが多い。

そのため、本当に落ちた理由を知るには当日受けた面接官に聞かないとわからないのです。他の面接官が面接結果表を見ても、なぜ落とされたのか、どこの何がダメだったのか詳細まではわかりません。推察しかできないのです。

よって、担当した面接官以外だと当たりさわりのない回答しかできません。一次面接では、営業、製造、開発、総務の課長が面接官を務めることが多いので、落ちた理由を他部署に確認することはしないのです。

絶対評価ではなく、相対評価だから

面接は必ずしも悪かったから落とされるわけではありません。あなたはよかったけど、さらに優れた人がいたので、そちらを選んだ場合があるのです。

例えば、最終面接で10人残り、3人合格したとします。残りの7人がダメだったかといえば、そうではありません。最終に残るぐらいですから、全員優秀なのです。

つまり、採用枠が限られているため、面接は相対評価によって選んでいるのです。絶対評価なら、合格基準に達しているなら全員採用になりますからね。

企業は今年の新卒採用計画は3人、20人、100人と売上規模や中長期経営計画により枠を決めています。仮に合格基準に達していなくても面接官は採用枠に近づけるように選ぶのです。つまり、エントリーしてもらった人材の中から、優秀な人を相対的に選んでいることになります。

はれきち

なんの落ち度がなくて不合格なることがあります

自分で落ちた原因を探る方法

企業に聞いても教えてくれないなら、自分で原因を探さなければなりません。探せなければ次の面接時に同じ過ちを繰り返すことになります。よって、自分で見当をつけられると、次の面接に活かすことできます。

では、落ちた原因をどのように探したらよいのでしょうか?

私は面接官を15年以上経験しているので、どこの段階(一次、二次、最終面接)でつまづいたか、落ちた原因のめぼしがつきます。合否を判定する主なポイントを教えるので参考にしてみてください。

一次面接に落ちる理由

一次面接に落ちる理由
<第一印象が悪い>
・無愛想、表情が暗い
・声が小さい、挨拶が小さい
・目線を合わせてくれない
・回答に自信を持っていない
・質問に対しての回答になっていない

一次面接で落ちるなら、第一印象がよくないといえます。面接官は初対面で情報量が少ないにも関わらず、合否を決めなければなりません。そのため合否には第一印象が強く影響するのです。

会って最初の数分でイメージ(印象)が決めつけられます。そのため、入室したときの「表情の明るさ」や挨拶したときの「声のハリ」がすごく重要になるのです。

>>【採用者回答】面接は見た目で決まるって本当?意識することは【2つだけ】

二次、三次面接に落ちる理由

二次、三次面接に落ちる理由
<コミュニケーション能力が低い>
・志望動機に説得力がない
・自己PR、ガクチカの内容が薄い
・深掘りされた質問に答えられない
・会話のキャッチボールがぎこちない
・質問の意図を理解していない

二次、三次面接で落ちるなら、コミュニケーション能力が低いといえます。面接官との会話はテンポやスムーズさが大事です。志望動機や自己PR、ガクチカを丸暗記してもよいですが、必ず深掘りした質問をされるので、整合性や信ぴょう性に疑問を持たれないようにしなければなりません。

企業が求めている人物像はコミュニケーション能力の高い人です。どのようにしたら高く見せられるかを考えないといけません。

>>面接はコミュニケーション能力の高さが一番評価されるって本当?

最終面接に落ちる理由

最終面接に落ちる理由
<役員へのアピールが弱い>
・入社意欲が感じられない
・あきらかに第一志望ではない
・論理的な説明が多く、熱意を感じられない
・将来のビジョンがない
・勤務地や職種にこだわりが強すぎる

最終面接はこれまでの面接と違い、社長や役員(取締役)が出席します。雰囲気もこれまでの面接と全く異なります。最終決裁が人事部ではなく役員になるため、アピールが大事になります。役員は論理的な説明より、熱意をもった回答を高く評価します。逆に熱意が伝わらないと低い評価になるのです。

自分で落ちた原因を探すことができない場合は、どの段階で落ちたか見当をつけることが大切です。

改善を積み重ねると必ず適応力が増していくのです。

  • 一次面接では第一印象(表情、挨拶、目線、姿勢)
  • 二次、三次面接ではコミュニケーション能力(会話のテンポ、スムーズさ、笑顔)
  • 最終面接では役員へのアピール(入社意欲、熱意)

>>最終面接で落ちる理由は何?一次、二次面接と違う【合否基準にあり】

どうしても聞きたい場合のやり方

通常の電話やメールで落ちた理由を聞いても教えてくれません。次のやり方ならば教えてくれるかもしれません。

面接の逆質問で聞く

面接の最後に質問をするパターンがあります。

『面接でここを改善するともっとよくなる点はあったでしょうか?自己改善したいため教えてください。』このように逆質問すると教えてくれるはずです。

この時点では合格か不合格かわかりませんが、親切な面接官だとアドバイスをくれます。

例えば、『全体的にハキハキ答え、印象がよかったです。ただ、もう少し明確な志望動機だともっとよかったね』などと答えてくれるかもしれません。

不合格だった場合、指摘されたポイント(明確な志望動機)がダメだったとわかるのです。

このように落ちた後に確認するのではなく、面接中の逆質問で聞くと教えてくれます。

ダメ元でメールする

ダメ元でメールする方法があります。ほとんどは答えてくれませんが、電話よりははるかに確率が高いです。聞いて教えてくれたら、ラッキーと思うぐらいが丁度よいです。

メールで確認する例
○○株式会社 
人事部 課長△△様

お世話になります。
先日、面接を受けた就職大学経済学部の□□と申します。この度は選考結果の連絡頂き、ありがとうございました。不合格となりましたが、丁寧な面接して頂いたことに感謝しています。
誠に恐縮ではあるのですが、自己改善のために、至らなかった点をご指摘いただけると幸いです。
大変お忙しい所申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。

就職大学経済学部 □□

まずは面接してもらったことにお礼を伝えましょう。その後に指摘箇所を教えて頂くようお願いするとよいです。

どうしても理由を聞きたいなら、こちらを参考に

>>【面接で不採用に】採用担当者へ理由を聞くならこの方法がベスト

気持ちの切り替えが一番の対策

不合格になった原因がわかり、対策を取って次に進むのが理想です。しかし、本当に落ちた原因を知っているのは担当した面接官だけというのも事実です。

この現実がわかると原因を追究しすぎても意味がないことになります。反省の意味を含め、見当をつけ改善するぐらいが丁度よいのです。

一番の対策は『気持ちの切り替え』なのです。

不採用が続くと自然に表情が暗くなり、回答が尻つぼみになります。つまり、自信がないように聞こえるのです。そうです、面接の開始時点で気持ちが負けているのです。

私からのアドバイスとして、「面接で落ちるのは面接官との相性が悪かった」、「その会社と縁がなかった」と割り切るのが一番です。

例えば、面接で同じ質問され、同じ回答をしたとして、googleだと合格、Yahoo!では不合格になるのです。つまり、企業の求めてる人物像が違うです。

何が悪いではなく、『求めている人物像が違う』というだけなのです。だから深く悩んでもしょうがないのです。




まとめ

面接に落ちた理由を聞くのはアリかと聞かれれば、私はおすすめできないと答えます。ほとんどはトラブルや手間になるため、教えてくれないからです。

まずは自力で落ちた原因を分析し、見当をつけることが大事です。自己改善の積み重ねると適応力がついてきます。ただ、どうしても落ちた原因を知りたいなら、ダメ元でメールするのもよいでしょう。面接の逆質問で至らない点を聞いても対策になります。

不合格を受けて、次の会社の面接を受けるなら、気持ちを切り替えるのが一番の対策となります。面接で落ちたとしても、深く悩む必要はなく『企業と相性が悪かった』、『企業が求めてる人物像と違った』このように割り切るぐらいが丁度よいでしょう。

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