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インターンシップはいつから始まった?【今とは違う本来の目的とは】

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インターンシップは「就活の一部」として、すっかり定着しています。今では当たり前のように耳にしますが、起源はいつから始まったのでしょうか?

気になりますよね。

日本独自の制度と思われますが、実はアメリカが発祥なんです。なんとアメリカでは100年以上前からある制度です。

ちなみに私の会社では2010年からインターン制度を本格的に開始しました。それもそのはず、日本ではここ20年位の歴史しかありません。

起源の歴史をひも解き、本来の目的がわかれば、より一層インターンへの理解度が深まります。

私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場で、昔と現在のインターンの違いを話すことができます。(Twitter版はこちら

この記事でわかること
  • 1906年アメリカでインターンが誕生
  • 由来は人手不足の解消と専門技術者の育成のため
  • 日本では1997年に制度が作られる
  • 参加率の上昇に伴い、漏れる人が続出
  • 職場体験から就活の早期選考の場へ変化

日本の歴史は浅いですが、9割近くが参加している制度となっています。「本来の目的」を理解すれば、参加したときにポイントを的確にとらえることができるでしょう。

はれきちのアドバイス

インターンシップはただの職場体験ではなく、早期選考の場だと考えよう

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目次

インターンシップとは

インターンといえば、医学部を卒業した人が病院で研修する研修医をイメージするのではないでしょうか。

確かにIntern(インターン)とは実習生と訳されます。

インターンシップとは学生でありながら、職業体験の一環として企業で研修や訓練を受けることができる制度です。半日で終わる研修があれば、数ヶ月にわたり長期の職業訓練を受けることもあります。ただし、全ての企業に該当する制度ではなく、受け入れ可能な会社に限られます。

起源はいつから始まったのか

では、この制度の起源はいつから始まったのでしょうか?

インターンシップの歴史は古く、今から100年以上前に始まりました。ヨーロッパではなくアメリカが最初に始めたとされています。

1906年アメリカの公立大学シンシナティ大学の工学部長をしていたヘルマン・シュナイダー博士が創案し、地元の工作機械メーカーで最初のインターンが行われました。

今やアメリカだけでなく、日本、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、韓国でも当たり前のようにインターンが行われています。

インターンシップの語源は

インターンシップとは英語でinternshipと表記します。internは「実習生」、「研修生」、「内部研修」という意味です。shipは「立場」や「身分」という意味になります。直訳すると研修生の身分、あるいは内部研修の立場となります。

病院の医学生が研修医として実地での経験を積むことから始まったとされています。だた今では、1日、2~3日企業で実務経験を積むことを指します。数か月に及ぶ長期間の場合もあります。

今とは違う本来の目的とは

本来の目的

大昔のインターンは今と大きく違い、ただの職業訓練ではなかったのです。本来の目的は学生が大学で勉強したことを実践で試す場だったのです。

<アメリカの時代背景>

インターンが始まったころのアメリカの時代(1900年初頭)は工業の発展が目覚ましく、労働力が慢性的に不足していました。

会社がどんどん成長するので、技術作業員が常に足りない状況だったのです。

一方、その当時の大学では高度な専門知識を教えていました。100年以上前なので今とは違い大学は少なく、進学率もかなり低く、エリート中のエリートしか通えない状況でした。

そんな学生は専門知識が豊富なのですが、実際に試す場所や機会がありませんでした。いわゆる理論はわかっているが、実践する場所がなかったのです。

<問題点>

・産業界は慢性的な人不足で悩む

・知識あるエリート学生は実践に乏しい

これらを解消するのにインターンの原形が生まれたのです。

そして、学生と産業界の交流から生まれた成果は次のようなものでした。

<成果>

産業界は専門技術者の育成により生産効率が飛躍的に伸びた

学生は勉強していることを企業の現場で試せた

このように学生にも企業にもメリットが大きかったため、インターンシップ制度は急速に広がりました。

アルバイトであれば、単に人手不足の解消しかなりませんが、専門技術者を育成することで、手作業から機械化に大きく舵を切ったのです。

つまり、『学生が従業員に対し、工場でアドバイスをしていた』ということです。

今で考えるとすごいことですよね。

あなたがインターンに参加して、「このやり方だと生産性が悪いので、新しいやり方に変えませんか?」と提案するようなもんなんです。

そんなこと絶対に言えませんよね(笑)。つまり昔の大学生は超エリートだったからできたのです。

それぐらいエリート大学生の知識(能力)がすごかったのでしょう。

<余談>

アメリカの自動車で有名なフォードは1903年の設立です。大量生産する仕組みを作り、自動車を急速に普及させた有名な会社です。

それまでは産業革命以降、イギリスが重工業をリードしてきましたが、大量生産する仕組みを確立したことでアメリカが主導権を握るようになりました。

このフォード躍進にインターンシップ制度が役にたったかは不明ですが、十分あり得る話ですよね。

この頃の日本は東京大学、京都大学の前身の東京帝国大学、京都帝国大学が誕生した頃ですから、相当昔の話だとわかりますよね。

日本は1997年に閣議決定で開始

日本ではいつから始まったからというと、ほんの20年ちょっと前です。

インターンシップ制度の原形は1997年の閣議で決まりました。

しかし、日本企業ですぐにインターン制度を導入とはならず、外資系企業のマッキンゼーやP&Gなどの一部に留まりました。それもそのはず、バブルがはじけた後で就職氷河期の真っただ中だったのです。

私もその中にいたのですが、「インターンシップ」という言葉は全くと言っていいほど聞かなかったです。当時は就職協定廃止や就職氷河期という報道ばかりでした。

今は旅行、観光、航空、ホテル、アパレル業界は採用を減らしていますが、当時は社会全体が不景気のため採用しない雰囲気でした。

インターンが完全に定着したのはここ10年位ではないでしょうか。早期選考をする企業が増え始めたので、一気に浸透しました。

学生の参加率だけでなく、企業の実施率も上がりましたからね。

現在のインターンシップ

インターンシップ

半日、1day、短期、長期のインターンがあります。ほとんどは1日でインターンを体験することができます。

学生と企業の参加率

学生のインターンシップの参加率と企業の実施率は右肩上がりです。今や9割近くの学生が参加しています。

インターンシップに関する調査

株式会社ディスコ
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ここ数年は売り手市場の追い風もあって、企業の実施率が上がってます。特に企業が早期内定を出すようになり、学生の参加率も一気に上昇しました。

学生の参加率が90%近くに達し、インターンシップ制度はすっかり定着したと言えます。大学も教育課程として位置付け、現場実習などの授業科目として単位を与えるところもあるぐらいです。

今後の課題は参加率が上昇したことで、参加したくてもできなくなっている点です。

参加方法は申込順と書類選考の2パターンあります。

申込順

早い者勝ちなので、採用情報を細かくをチェックすれば参加できます。マイナビ、リクナビ、就活サイトでインターンの申し込みをするのが一般的です。

掲載後数日で満員になるので、早めに予約をしないと漏れてしまいます。

私の会社では人事部の人員や予算に限りがあるのでオンラインを使って、少しでも参加枠を増やしているのが現状です。

書類選考

エントリーシートのように書類審査に合格しないとインターンに受けさせてもらえません。

パスするにはインターン参加の目的が具体的で、志望動機につながるアプローチが必要となります。しかし、超大手企業は参加者数が多いのでかなりの狭き門となっています。

よって、純粋に企業のエントリー数を増やしても漏れる可能性があります。

高い競争率になる背景

高い競争率になっている背景としては学生にインターンが浸透しただけではありません。学生へのメリットが強くなっているからです。

<参加するメリット>

・早期選考が受けられる

・一次面接が免除になる

・特別面接への招待がある

早期選考

参加すれば、早期内定につながる有利な特典があるからです。もちろん全ての企業で特典があるわけではありません。

企業によって異なりますが、早期選考を与えてる会社は年々増えています。私の会社でも早期選考を行い1月には内定を出しています。

5年前には、3年生の1月時点で内定を出すことは到底考えられませんでした。特に早期選考がわかっている企業のインターンはとんでもない競争率になっています。

一次面接免除

会社説明会や一次面接を免除される特典があります。すでに会社の業務内容を理解しているので、ショートカットができるのです。

二次面接から参加できるのは大きいですよね。

特別面接の招待

インターンのグループワークでかなり優秀なら、声がかかるかもしれません。特別面接=最終面接のみで入社できる権利がもらえるのです。

最終面接で合格すれば、内定となるので最短ルートと言えます。それだけ企業は優秀な人材を早く確保したいのです。

>>【急増!】早期内定を狙うなら3年夏のインターン参加が必須な理由3つ

職場体験から早期選考へ目的が変化

残念ながら、現在のインターンシップは、職業体験でいろんな業種を経験できる流れから、早く内定をもらう場になっているのです。

悪い言い方をすれば、企業側は職場体験を利用して、学生の適応能力を見極める狩場となっているのです。

当然、企業は適応能力の高い人に入社してもらいたいのです。だからインターンにも関わらず、適性検査やSPIなどが実施される場合があるのです。

事前に聞かされず、いきなり試験に突入ということもあります。狙っている企業であれば、事前に対策を練らないといけませんよね。

もはやインターンは『就活のスタートの場』と言ってよいでしょう。

インターンは職場体験だけでなく、早期内定をもらう場と捉えましょう。

企業は売り手市場なので、優秀な人材を確保することが困難になっています。そのため企業は優秀な人材を他社より早く確保したいのです。

私の企業でもそうですが、インターンに参加した人を優先的に早期選考しています。インターン参加者は意欲的で、関心度が高い人が集まっているため、より一層早期選考に拍車がかかっています。

私の会社ではインターン参加して、就職した人は離職率がかなり低いのです。実務経験をし、中身を理解して入社すると「話が違う」、「イメージと異なった」とならないのです。

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インターンのメリットは早期選考だけじゃない

インターンは早期選考の場になりつつありますが、本来の目的は全く違うのです。決して採用の一環就活の一部だけではありません。

この部分をしっかり理解しておけば、早期選考の場所であっても見方は変わります。

学生得られるメリット

《参加の目的》
・業務内容の理解度が深まる
・専門知識だけでなく、仕事を通じて実体験できる
・実体験により専門知識の習得が深まる
・研究課題が明確になる
・就活の予行演習ができる
・業界のイメージがわきやすい
・社会人と交流できる
・就職後の適応能力が上がる
・自分の課題が見つける
・就活の選択肢が広がる

研究テーマにしたい、業務内容に興味がある、就職したいので下見しておきたいとインターンに参加する目的は様々です。

アルバイト経験とは全く異なり、仕事の本質を知ることができます。本社、工場に出向くことができれば、他の社員の雰囲気を見ておきましょう。

長期のインターンを利用すれば、かなり深く人間関係や業務内容について知ることができます。

企業が得られるメリット

《学生に与える影響》
・業務内容を深く理解できる
・採用活動につながる
・入社意欲が高まる
・入社後のギャップが埋まる
・実社会で役に立つ経験ができる
(社会貢献)
・大学との関係性を強化できる
・ブランドイメージが上がる

何といっても企業はひとりでも多くの人へ業務内容に興味をもってもらい、採用活動につなげたいのです。

ホームページに書いてあることと現実のギャップを肌で感じることは大切です。インターンは志望動機を具体的にするヒントがたくさん落ちています。

ただ、インターンはメリットだけじゃなく、デメリットも存在します。デメリットを詳しく知りたい方はこちらを参照してください。対策も記載しています。

>>インターンはメリットだけじゃない、知らないと損する【デメリット5つ】

インターンシップの情報収集

インターンシップの情報収集や早期インターンの案内は情報を取りに行かないともらえません。待ってては来ないのです。

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まとめ

インターンシップは建前として、企業で実体験を通して、専門知識を深めるとなっています。企業も実社会に適応した実践的な人材の育成するとなっているのです。

しかし、インターンの現実は内定を早くもらうための手段になっています。企業は優秀な人材を早く確保するためのひとつなのです。

本来の目的は学生が勉強した内容を実践の場で試すことです。しかし、現実は業務内容を深く理解し、イメージと違いがないか確認する場となっています。

まずは応募に漏れないよう情報収集と書類選考対策に力を入れていきましょう。

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