対面型の説明会と違い、web説明会で聞きたいことがあった場合、どのように質問したらよいでしょうか?
従来の合同説明会や企業セミナーは会場に出向いていましたが、オンライン説明会は自宅にいながら気軽に見ることができます。
web説明会はあらかじめ録画しているものを見る方法と、生ライブ型で参加するパターンがあります。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場として、就活生の悩みを解決する配信をしています。
- 録画型とLIVE型で質問の仕方が違う
- 録画型はメールで質問
- LIVE型は通常の質問とチャットが可能
- 質問の数は多くても2個程度に
- 電話での問い合わせはなるべく避ける
この記事を読むとweb説明会で質問したい場合、録画型とLIVE型のやり方が違うことがわかります。事前に質問のやり方がわかっているので、あわてることがなくなるでしょう。
説明会で感じたことを志望動機に取り込むと説得力が増します
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web説明会は2種類ある
オンライン説明会は『録画型』と『LIVE型』の2種類があります。どちらも自宅で受けることができます。
録画型の説明会
録画型は企業説明会をあらかじめ録画で撮影したものを流します。そのため臨場感はありません。企業からあなたへ一方通行の説明となります。
利点としては、途中で止めたり、飛ばしたり、自分の都合で調節できます。場所は選ばないので、通学中やトイレの中、ベッドに寝ながらとどこで見てもOK。
日時が決められていないので、好きな時間、好きな場所で説明会を聞くことができます。
よって、服装や背景を気にすることはありません。また、録画なので人数制限を設けていない企業が多いです。
LIVE型の説明会
録画型とは違いLIVE型は、日時や受ける人数が決められています。企業とあなたは双方向性でつながっています。
ライブなので人数によっては顔を出す必要があります。そのため、スーツを着て、背景に気を配らないといけません。
時間と場所が制限されるので、関心の高い人がエントリーしています。エントリー方法は書類選考や申込順があります。企業によってエントリー方法が異なるので確認が必要です。
ちなみに私の会社ではLIVE型の説明会を申込順で実施していますが、あっという間に埋まってしまいます。
>>LIVE型WEB説明会時の服装や場所はどうする?【面接官回答】
web説明会で質問する方法
web説明会で質問の仕方は『録画型』と『LIVE型』でやり方が異なります。
録画型で質問する場合
説明会を聞いて、職場環境や業務内容、教育プログラム、給与面の各種手当など質問がしたくても、双方向性がないのでその場ではできません。
よって、質問したい場合は全てメールで行います。
企業から事前に「質問はこちらへ」と指示があれば、従ってください。もし、指定がなければ、人事部とエントリーでやりとりしているリクナビ、マイナビの専用メールへ質問しましょう。
<例>
〇〇株式会社人事部○○様
お世話になります。
先日、web会社説明会にエントリーした○○大学の○○と申します。御社の会社説明会に参加せて頂きありがとうございました。
業務内容について質問があるため、差し支えなければお聞かせください。
<質問の内容>〇〇〇〇…。
お忙しい所、申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
○○大学 ○○
このようにメールすれば、回答は数日中に返ってくるでしょう。
LIVE型で質問する場合
LIVE型の説明会で質問をする場合は3パターンあります。双方が常時つながっているため、パターンが豊富なのです。
webを通して質問する
人事部が説明会終了間際に「質問ある方はいらっしゃいますか?」と聞くはずです。その時に質問するパターンです。
webなので、「すいません、よろしいですか?」と直接声をかけるか、Zoomだと手を挙げる機能があるので、そのボタン✋を押して当ててもらいましょう。
音声を解除して、発言しましょう。よくやるミスは音声を解除せずに、質問してしまうことです。
チャット機能を使う
説明会で使用する面接アプリにはチャット機能がついています。人事部から「質問ある人はチャット機能へ書き込んでください」と指示あれば従ってください。
その際、書き込んだ内容を参加者全員に送る方法と、人事部(採用者)だけに送る方法があるので確認してください。
チャット機能はすぐ返答がかえることが多いです
メールで問い合わせる
その場では質問できなくても、後からメールができます。メールで質問する場合は録画型と同様です。
その場だとちょっと恥ずかしいなら、メールを利用すると便利です。
質問の数は多くて2個程度に
企業説明会や企業セミナーで質問は1つか多くて2つぐらいしかできません。一人だけが参加しているわけではないですから。
LIVE型でひとりがたくさん質問すると他の人の質問ができなくなります。
webを通しての質問やチャット機能の質問は多くても2つ程度にとどめておきましょう。
注意点として、1つずつ質問をしてください。一問一答です。他に誰も質問者がいなければ、2つ目を質問するようにしましょう。
それ以上、質問したい場合はメールで問い合わせるか、一次面接の逆質問で確認してください。
ただ、メールで5つ6つと多く質問するとしつこい印象を与えるので気をつけてください。
質問した後のお礼
質問をしたら必ずお礼を伝えましょう。
web内で直接質問したなら、「参考になりました。ありがとうございました。」とマイクを解除して言いましょう。
チャット機能で回答の返信があったなら「返信ありがとうございました。○○(自分の名前)」
メールで問い合わせ、回答してもらったなら、「参考になりました。返信して頂きありがとうございました。」返信してください。
このようにお礼を必ず送りましょう。
質問して、回答をもらったら満足して終わらず、必ずお礼を伝えるようにしてください。
やってはいけない質問
web説明会を受けて、疑問点や確認したいことをその場で質問したり、チャットやメールで聞くことは何ら問題ありません。
ただし、下記の点についてはやらないように注意してください。
<やってはいけない質問>
- ホームページに書いてあることを聞く
- 空気を読まずいくつも質問する
- 電話で質問をする
ホームページに書いてることを聞く
一次面接にのぞむ場合はホームページをしっかり確認しますが、会社説明会では意外と確認しません。
よって、ホームページに書いてある売上や従業員数、業務内容、企業理念などを質問すると「調べていない人」と印象づけられます。
そうならないように会社説明会を受けるときはホームページを一通り見ておきましょう。
空気を読まずいくつも質問する
LIVE型の説明会では多数の人が参加され、時間が限られています。特定の人がたくさん質問すると他の人は質問時間がなくなります。
1つ質問して、誰もいなければ、2つ目を質問しましょう。そのぐらい周りに気を配る余裕が必要です。
電話で質問する
人事部として一番やってほしくないのが電話での質問です。
採用期間中、人事部は面接官として対応したり、採用準備やスケジュールの調整と目まぐるしい忙しさになります。そこで電話がかかっても質問に十分対応できないのです。必ずメールで質問をしましょう。
その方が、証拠として残るので後で見返すことができます。
電話は緊急性が高いときのみしましょう
質問しなくてもマイナス評価にならない
会社説明会で質問しないとダメなのでしょうか?そんなことはありません。
会社説明会はまだ評価対象に入っていません。まだ、面接へ正式なエントリーをしていないためです。説明会を聞いて、イメージと違えば面接は受けませんからね。
よい質問をしたからといって、一次面接で加点されることはありません。そのため、質問をしなくても、マイナス評価にならないのです。
ただし、一次面接では逆質問をしないとマイナス評価になるので注意してください。
>>【面接官回答】逆質問しないと落ちる?すれば誰でも評価される質問
web説明会で感じたことを志望動機に取り込む
web説明会に参加して、一次面接を受けるなら、志望動機を具体的に完成させないといけません。
志望動機を具体的に完成させるため、会社説明会で感じたことを盛り込むことは大変有効です。
例えば、web説明会で知らなかったことがわかれば、興味がますます湧きますよね。もっと深くしろうと調べます。調べた結果どうなったか。
関心度が高くなった理由を志望動機に組み込めば、信ぴょう性や説得力が増します。結果として、面接官から好印象を持たれます。
インターンも同様に参加したのであれば、実体験を活用すれば、他の人より具体的な内容の志望動機が作れます。
まとめ
web説明会で質問したい場合は録画型とLIVE型でやり方が違います。録画型はメールで問い合わせ、LIVE型はweb内で肉声の質問、チャット、メールと3種類あります。
LIVE型では時間が限られているので、質問は多くても2個程度に留めておきましょう。
質問の方法として、人事部や採用担当者に電話して確認することは非効率になるため控えてください。採用期間中、人事部は大変忙しいため、指定された時間に都合をつけるのが難しいのです。
web説明会では急ぎの質問はほとんどないため、メール問い合わせた方が利点が多いです。人事部の口から、じっくり聞きたい回答は一次面接の逆質問で確認できるため、そちらを活用しましょう。