今やオンライン面接で10人中10人が使用しているイヤホンマイクやヘッドセットですが、購入する際はどのような点に注意すればよいのでしょうか?
実はイヤホンマイクなら何でもweb面接に適しているわけではありません。購入して失敗しないように現役面接官の「はれきち」が注意点を教えます。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上しています。もちろん、今もオンラインや対面の面接官として採用にたずさわっています。
- 使用すれば圧倒的に聞き取りやすくなる
- 面接官に自分の声がはっきり伝わる
- 無線より有線タイプの方がトラブル少ない
- 色は白もしくは黒が面接に適している
- ノイズキャンセリング機能は便利
この記事を読むとZoomやTeams、インタビューメーカーでweb面接するなら、イヤホンマイクが必須だとわかります。有線、色、機種にイヤホンジャックがある無しにより、使えるイヤホンは限られるので購入時に注意が必要です。
最後に私がおすすめなイヤホンマイクを5つ紹介いたします。
イヤホンマイクを使用すれば、必ず面接環境が向上する
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イヤホンマイク使用のメリット
イヤホンマイクはイヤホンとマイクが一体化になっており、スマホやパソコン、ノートパソコン、タブレットに接続して会話ができます。コードのある有線と全くない無線(ワイヤレス)タイプがあります。
イヤホンマイクを使用するのと、しないとではどのような違いがあるのでしょうか?
先に言っておきますが、イヤホンマイクなしでweb面接はできます。ただ、使用した方が圧倒的にメリットがあります。
《使用する場合のメリット》
①面接官の声が聞きやすい
②あなたの声が面接官へクリアに伝わる
③通話中の雑音が軽減する
④音量調整がしやすい
面接官の声が聞きやすい
面接官は声の大きい、小さい人、ハキハキ話す、聞き取りにくい人と様々です。
イヤホンマイクを使用すると、面接官の声が直接耳に入るので聞き取りやすくなります。聞こえ方が格段に違うので、一度装着するともう離せなくなります。
音楽を通常のスピーカーで聴くのとイヤホンで直接聴くのでは臨場感が違いますよね。それと同じです。
あなたの声が面接官へクリアに伝わる
webだと自分の声量をどの程度にしたらよいかわかりにくいですよね。となりにいる友達に話しかけるレベルでも十分マイクが拾ってくれます。
声を張らなくても口元近くにマイクがあるので、使用した方が面接官へクリアに伝えられます。
緊張すると声がどうしても小さくなります
通話中の雑音が軽減する
窓を開けていると外から車の騒音や子供の声がよく入ります。
イヤホンマイクを使用すると外の雑音が入りにくいです。それは、雑音を遮断するノイズキャンセリング機能がついているからです。
パソコンやノートパソコンを使用すると、モーター音(ファン)を拾ってしまうことがあります。
使用すれば、周辺の雑音を軽減することができるでしょう。
音量調整がしやすい
面接中に面接官の声の音量を上げたいと思ってもスマホだと固定しているので操作が難しくなります。また、パソコンだとマウスを使用するので不自然な動きになります。
その点、イヤホンマイクは手元ですぐに調整できるので便利です。
スマホ内で音声を調整しようとして、変なところに手がふれると大変なことに...そうなればパニックで面接どころではなくなります。
面接官の声が小さいと、すぐ音量アップできますね
購入する際の注意点
イヤホンマイクならどれでもweb面接に適しているとは限りません。購入する際、5つのポイントに注意してください。
《購入時の注意点》
①無線より有線タイプを選ぶ
②マイク付き(内蔵)を選ぶ
③色は白もしくは黒、派手なものは避ける
④ノイズキャンセリング機能を選ぶ
⑤イヤホンジャックがないスマホ機種がある
無線より有線タイプを選ぶ
一番気をつける点は面接時の通信トラブルです。無線でBluetooth設定するより有線の方が確実です。無線は面接アプリとの相性で上手くつながらない時があります。
その点、有線タイプは通信トラブルが少なく、事前に充電する必要がありません。また、無線より有線の方が音質が安定しています。
私がよく経験するトラブルはweb面接につないだ時に音声だけが聞こえないパターンです。その場合、Bluetoothタイプ(無線)がほとんどです。一度無線の設定を切ってもらい、再設定すれば、元に戻りますが手間なのです。
初心者なら有線タイプへ選びましょう。
マイク付き(内蔵)を選ぶ
イヤホンタイプはマイク付きとマイク無しがあります。マイクが内蔵しているので見た目は一緒に見えます。
購入する時はマイク内蔵もしくはマイク付きの表示をみて確認してください。パッとした見た目は普通のイヤホンと変わりませんからね。
間違って、音楽を聴くだけのイヤホンを購入しないよう注意してください。
色は白もしくは黒、派手なものは避ける
様々な色があります。プライベートなら赤、青、緑色のイヤホンマイクでもよいです。
しかし、面接は落ち着いた色の白か黒色でのぞみましょう。
蛍光色や奇抜な形を使用すると面接官は会話よりそっちに目が向いてしまいます。
よく芸能人がリモート出演していますが、白色が多いですよね。カラフルだと目がイヤホンに向いて、話が入ってきませんからね。
ノイズキャンセリング機能を選ぶ
ノイズキャンセリング機能は周辺の雑音を抑制することができます。この機能があれば、より一層面接官の声が聞き取りやすくなります。室内にいて電車の音、車の騒音が気になるならおすすめです。
ただし、イヤホンマイクの品質が高く、部屋の遮音性が高ければ不要です。
イヤホンジャックがない機種がある
ノートパソコンやパソコンだと問題ありせんが、スマートフォンを利用して面接するならイヤホンジャックの確認をしてください。
イヤホンの差し込み口がない場合、有線タイプを買っても装着できません。有線にするなら、ヘッドフォンジャックアダプタの購入が必要になります。
特にiPhone7以降はイヤホンジャックがないので注意してください。
iPhoneを使うなら要確認ですね
おすすめ有線イヤホン5選
たくさんラインナップすると選ぶのに迷うため、厳選したものを5つ紹介いたします。
Antool マイク付きイヤホン
使用するのはweb面接の時だけと割り切っているなら、価格が非常に安い、こちらがおすすめです。
低コストとは思えないくらいに重低音の音質がよいです。色は白のみですが、シンプルイズベストです。
使用後は通常のイヤホンとして音楽を聴くのに使えますね。この価格なら雑に使っても安心です。
おすすめ度 ★★★★★
- 品 質 :★★★★★
- 価格の安さ:★★★★★
- 色:白
- 接続方式:3.5mmジャック(有線)
- 備考:日本人の耳の形状に基づいて設計
ソニー イヤホンマイク MDR-XB55AP
ソニーのロングセラー商品です。品質及び実績は申し分ありません。一番は装着感で、長くつけていても違和感がありません。フィット感がよいものをお探しなら、こちらがおすすめです。
色は5種類ありますが、面接で使えるのは黒、白色です。有線ですが、からみにくいセレーションケーブルになっているのはありがたいです。
ノイズキャンセリング機能が付いていませんが、マイク性能がよく声はクリアです。長く選ばれている理由は品質への信頼ではないでしょうか。
面接後も通常のイヤホンとして、長く使用するならこちらがおすすめです。
おすすめ度:★★★★★
- 品 質 :★★★★★
- 価格の安さ:★★★★★
- 色:白、黒
- 接続方式:3.5mmジャック(有線)
- 備考:からみにくいセレーションケーブル
Zeniss イヤホンマイク(iPhone,iPad用)
Appleが定める性能基準を満たしているのがMfi認証済み製品です。要はパチモンではありません。
よってiPhone、iPad専用のコネクタとなっているため、iPhoneやiPadでweb面接するならこれ一択です。
日本オーディオ協会が定義する性能を満たした証拠であるハイレゾのロゴを取得しています。よって、音質は申し分ありません。
色は白のみです。
ノイズキャンセリング機能が付いているので品質は高い商品といえます。
コスト、品質のバランスがよく、iPhoneユーザーなら必須アイテムです。
おすすめ度 ★★★★★
- 品 質 :★★★★★
- 価格の安さ:★★★★★
- 色:白
- 接続方式:ライトニングコネクター(有線)
- ノイズキャンセリング機能:あり
- 備考:アップル社製のデバイスに対応
final E2000 イヤホンマイク
知る人ぞ知るfinalのイヤホンマイクです。川崎に本社があるヘッドフォンメーカーです。国内メーカーなので安心感があります。面接後も使用するなら、オシャレなものがよいですよね。
最新の音響工学、心理学の研究成果を踏まえた音質設計なので性能はよいです。さすが、日本最高権威のオーディオビジュアルアワード『VGP』にて4期連続受賞。
色は黒とシルバーです。デザインがシンプルなため、女性に人気がある商品です。
おすすめ度 ★★★★★
- 品 質 :★★★★★
- 価格の安さ:★★★★★
- 色:白、シルバー
- 接続方式:3.5mmジャック(有線)
- 備考:耳のサイズに合わせ5種類ピースあり
SHUREイヤホンマイクAONIC 215
面接だけでなく、会社説明会やインターンシップで使用頻度が高まっています。もちろん入社してからの在宅勤務やZoomでのミーティングを考えているなら、よいものが欲しくなりますよね。
音はもちろんですが、装着性、遮音性も群を抜いております。ゲーミング界でも有名な機種のため、品質は申し分ありません。長く使用しても疲れないのがよいです。
私はZoomのミーティングで今も使用していますが、耳のフィット感が気に入っています。長く使うには音も大事ですが、フィット感が重要です。
国内製で安心の2年間保証は安心ですね。
おすすめ ★★★★★
- 品 質 :★★★★★
- 価格の安さ:★★★★★
- 色:黒、白
- 接続方式:3.5mmジャック(有線)
- 備考:キャリングポーチつき
イヤホンマイク | おすすめ度 | 有線or無線 | 色 | ノイズキャンセリング機能 | iPhone対応 | 詳細 |
Antool | (3.0 / 5.0) | 有線 | 白 | × | × | 詳細を見る |
ソニー MDR-XB55AP | (4.0 / 5.0) | 有線 | 黒、白 | × | × | 詳細を見る |
Zeniss | (5.0 / 5.0) | 有線 | 白 | 〇 | 〇 | 詳細を見る |
final E2000 | (4.0 / 5.0) | 有線 | シルバー、黒 | × | × | 詳細を見る |
SHURE | (5.0 / 5.0) | 有線 | 白、黒 | 〇 | × | 詳細を見る |
おまけ:iPhone用(有線用)
ヘッドフォンジャックアダプタを使用するとiPhoneに接続することができます。
イヤホンマイクとヘッドセットの違い
イヤホンマイクとヘッドセットのどちらを購入するか迷うなら、下記を参考にしてもらいたいです。
機器の使用率は私が面接している中では8:2の割合でイヤホンマイクを使用する人が多いです。
耳の中にイヤホンを入れるのが苦手ならヘッドセットがよいです。長時間使用しても痛くなったり、耳の中がかゆくなることはありません。
ヘッドセットはコールセンターの方が使っているようにマイク性能が優れています。また、口元にあるのであなたの声をクリアに面接官へ伝えることができます。
イヤホンマイクはヘッドセットに比べ価格が安いものが多いです。
イヤホンマイク | ヘッドセット | |
機器使用率 | 80% | 20% |
長時間対応 | 向き不向きあり | 比較的ラク |
マイクの距離 | 首の下 | 口元に近い |
価格 | 比較的安い | 高価格帯多い |
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まとめ
web面接はイヤホンマイクの特徴を理解してのぞめば、あなたと面接官の双方が聞きやすくなります。web面接において、一番のトラブルは通信障害です。音質の安定性や通信障害のリスクを少しでも軽減するなら、有線タイプをおすすめします。
色は目立たない白もしくは黒がよいでしょう。
イヤホンマイクはweb面接で、もはやなくてはならないアイテムになっています。是非、購入してのぞみましょう。