各企業は対面の説明会だけでなく、オンラインによる説明会を実施するようになっています。
web説明会は録画型、LIVE型の2つのパターンがあります。録画型はどこで見ても大丈夫ですが、LIVE型は電波のよい場所で受けなければなりません。
ライブ型で受ける場合、採用者や他の就活生に顔や背景を見られたくないのでカメラオフにしてよいのでしょうか?
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場で、あなたの悩みを少しでも解決できるようアドバイスします。
- カメラのオンオフは採用者の指示に従う
- 受ける人数が多いとカメラオフになる
- カメラに映ることを前提で準備する
この記事を読むと自分の判断で勝手にカメラオフにするのは止めた方がよいことがわかります。オフにするよう指示がない場合はカメラに映ることを前提として準備しましょう。
LIVE型説明会はリクルートスーツが基本です
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web説明会とは
web説明会とはオンラインで会社概要や業務内容を詳しく説明してくれます。対面で行っていた時と異なるのは、直接会場に出向かず、自宅で受けることができます。
録画型説明会
会社概要や業務内容をあらかじめ企業が録画して見せる方法です。一方向性のため、電車の移動中やトイレの中で聞いても大丈夫です。
相手から一切見られることはないため、背景や服装に気を使うことはありません。服装はTシャツやジャージで構いません。そのため聞くのに緊張感は一切ありません。
LIVE型説明会
会社概要や業務内容をライブ中継で採用担当者が説明してくれます。web面接用のアプリを使うと双方向性になるため、相手からも見られることになります。当然、つながっている他の就活生からも見られます。
よって服装、背景に気を配る必要があるのです。
ライブ型説明会は日時と受ける人数が決まっています。決まった人にはIDやPASSが事前に送られてきます。
録画型と異なり、ライブなので臨場感がでます。
LIVE型説明会参加の手順
指定された時間の10分前になりましたら、事前にメールで送られたURLにアクセスします。手順にそってつなぐ必要があります。
LIVE説明会参加の手順
①指定されたURLにアクセスする
②IDとPASSを入力する
③つながるまでしばらく待機
④企業側がアクセスを許可するとつながる
⑤会社説明会が開始される
※注意点として、④で企業とつながると、初期設定がどのようになっているかは企業側の設定なので、いきなり画面にあなたの姿が映し出されます。
<初期設定は4つのパターン>
A:カメラオフ、音声オフ
B:カメラオフ、音声オン
C:カメラオン、音声オフ
D:カメラオン、音声オン
C,Dの状態であれば、完全にあなたの容姿や背景が映ってしまいます。
初期設定は企業側がするので、どのパターンか読めません
実際の表示
LIVE型説明会で使用される面接アプリはZoomやteams、インタビューメーカーです。上記はZoomの画面です。この状態はカメラオン、マイクオンの状態です。
ミュートボタンを押すとマイクがオフになります。ビデオ停止ボタンを押すとカメラオフとなります。オフになれば、マイクとビデオマーク上に/(スラッシュ)が入ります。
teamsやインタビューメーカーも同様にマイクとカメラマークがあります。
カメラのオンオフは採用者の指示に従う
web面接用アプリでよく使われるのは、Zoom、インタビューメーカー、Microsoft Teamsなどです。企業が契約しているプランに違いはありますが、100人や200人とつなぐことができます。
LIVE型説明会で利用するwebカメラをオフにするのか、オンにするかは採用者の指示に従ってください。
指示がでるまで、初期設定で待機が基本と覚えておきましょう。
使用方法がよくわかってないので待機しておきます
いきなりカメラオフにすると印象悪くなる
初期設定がカメラオフであれば、指示があるまでその状態をキープして問題ありません。基本使用方法がわからないことが前提ですからね。
では、カメラオンが初期設定の場合はいきなりオフにしてよいのでしょうか?
指示なしに勝手に変更するのは失礼にあたるので止めましょう。
指示がなければ、映った状態(オン)をキープしてください。あなただけオフにすれば、見られたら不都合な点があると思われます。
勝手に背景の設定を変えるのもダメです。Zoomだと、自分の部屋が見えないよう、ぼかし、架空の壁紙を設定できます。これは社員同士で使うのは問題なのですが、就活生が勝手に設定すると『就活の雰囲気に似つかわしくない』と判断されるので止めましょう。
<私の会社の場合>
①まず私の声が聞こえるか、電波チェックします。
②出欠を確認するため、名称の欄に名前をフルネームで記入してもらいます。
③その後、全員に『カメラオフにしてください』と指示。質問者のみ、カメラをオンにするようお願いしております。ただし、グループワークや集団面接の場合はカメラオンの状態でお願いしています。
必ず採用者の指示に従う
事前のメール連絡でカメラオフを指示されていれば、オフにしてください。なんの指示もなければ、初期状態を維持しましょう。
参加人数が多ければ、カメラオフを指示され、少人数であればカメラオンの状態で実施するのが一般的です。
正直、採用者側としては、カメラオンの状態にして、就活生の反応が見たいのです。理解しているのか、うなずいているのか、肘をついて聞いているのか一目瞭然ですから。
カメラオフがOKになる理由
できれば、web説明会はカメラオフでのぞみたいですよね。見ず知らずの人に部屋を見られたくないですもんね。
LIVE型説明会であってもカメラオフとなることがよくあります。それには理由があるのです。
説明会を受ける人数が多いとサーバーに負担がかかるので、カメラオフにしてもらうことがよくあります。特に月曜日の朝はどの会社もweb会議で利用者が多いため、サーバーの負担が大きいです。また、参加人数が多いと全員の表情を見ながら話をすることが困難だからです。
ただし、自分の判断でカメラオフにしないよう気をつけてください。あくまでも採用担当者の指示に従いましょう。
20人以上になるとカメラオフになり、10人未満だとカメラオンで行う可能性が高いです。10人前後はどちらに振られるかは回線の混み具合や採用担当者の判断になるでしょう。
音声は常にオフ
カメラオフは採用者の指示に従うことはわかったのですが、音声はどのようにしたらよいのでしょうか?
音声は常にオフで大丈夫
音声は質問をする時以外は常に音声オフの状態にしてください。
極まれに音声をオンの状態にしたまま、独り言が入るときがあります。「話が長いな~」、「聞くのしんどいわ~」、「はよ~終わらんかな~」など小さな声がクリアに入るのです。
採用者だけでなく、就活生全員に聞こえます(笑)。音声が入ると画面がアップになったり、枠が強調されるので、すぐわかります。当然失礼なことを言っていると面接で落とされます。
※初期状態がオンであっても音声の場合はオフにして構いません。ハウリング防止になりますからね。
音声は自分が話すとき以外はオフと覚えておきましょう
質問や回答するときのみオンにする
会社説明会の終わりに、「何か質問のある方はいらっしゃいますか」と聞かれます。LIVE型の場合は直接質問ができるので、不明な点があれば聞きましょう。その際は必ず、音声をOFF→ONに切り替えてください。
ONにすると採用者だけでなく、参加者全員に聞こえますので、マイクが雑音を拾わないように注意しましょう。
採用者側から『カメラONにしてください』と言われたら、指示に従ってください。
面接アプリの疑問に採用者が回答
ZoomなどのWEBでつなぐと管理者(採用者)からどのように映っているか、疑問に思いますよね。
例えば
カメラオフにすれば絶対見られない?
①カメラオフにすると、採用者側は本当に見えないのか?
→カメラオフにすると、採用者側は真っ暗な画面にしか見えません。よって、全く見えません。
カメラオフだと何をしても大丈夫ですね(笑)
誰が音声オンしているかわかるのか?
②音声オンにすると採用者は誰がオンになっているのかわかるのか?
→はい、わかります。一覧で管理しているので、誰がマイクオンにしているかすぐにわかります。間違えて、オンにしている場合は採用者側でオフに切り替えることがあります。
複数の人が音声オンして、話す人は枠に色がつきます。よって誰が話しているかわかります。
録画されることはあるの?
③録画される場合はあるのでしょうか?
→ほとんどの面接アプリは録画機能がついています。よって、録画されている場合があります。WEB面接は録画して、複数の採用者でチェックすることがあります。
録画は相手の同意を得なければなりませんので、勝手に撮ることはありません。
開始時間に遅れるとバレるの?
④開始時間に少し遅れて入室したらバレるのか?
→はい、バレます。入室の許可は管理者(採用者)が行っています。例え1分でも遅れて参加すると時間にルーズな印象がついてしまうので気をつけましょう。
下半身はスーツ着なくても大丈夫?
⑤下半身はスーツを着なくてもバレない?
→通常、面接のやりとりではバレることはありません。ただし、面接官の中には「立って挨拶してくださ」」と意地悪な人もまれにいます。WEB面接だとしても上下スーツでのずむのがよいです。
やはり映ることを前提に準備しないとダメですね
web面接と同様の準備が必要
LIVE型説明会はつながった瞬間に自分の容姿や背景が映ることになります。その際は服装や背景には十分注意が必要です。
ほとんどの人はリクルートスーツを着ているので、ラフな格好だとそれだけで目立ってしまいます。
服装はリクルートスーツが基本になり、背景は白い壁が理想となります。なければ、扉、カーテンをバックにするとよいでしょう。
- web説明会(LIVE型)で注意すべきこと
- ・服装はリクルートスーツ
・白色の壁を背景にする(見られて困らない場所)
・肘ついて聞かない
・うとうとしない
・音声オフを確認
採用者だけでなく、他の就活生に対しても見られている認識を持つことが大事です。肘をついたり、うとうと眠たそうにしているとほんとよく見えますから。
>>【web面接】背景はどこにすればいいの?面接官が教える適切な場所5つ
面接にのぞむ前にチェックしよう
web説明会が終わったら、web面接の一次が始まります。いきなり面接にのぞむ前に『今のレベル』を確認しておきましょう。
高ければ問題ないですが、低い点数がでたなら、弱いポイントを強化すればよいだけですから。
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まとめ
初期状態でカメラオンの状態であれば、採用者側とつながった瞬間に自分の容姿と背景が映ることになります。LIVE型説明会でカメラオフに自分の判断ですることは控えた方がよいです。
自分の判断で勝手にカメラオフにするのは、失礼にあたるので止めましょう。また、見られたくないものが映っていると思われます。よって、採用者の指示に従ってください。
説明会を受ける人数が多ければ、サーバーへの負担を考えて、採用者からカメラオフを指示される場合があります。
ただし、LIVE型説明会はweb面接と同様に映ることを前提として、リクルートスーツや背景、電波状況に気を配ってのぞみましょう。