就活は大学4年生になって始めて、十分間に合う時代がありました。しかし、今や死語となりつつあります。なぜなら、3人に1人は大学3年生のうちに内定をもらう時代に突入したためです。その背景には企業の早期選考の波が押し寄せているのです。翌年や翌々年には2人中1人が内定をもらえる時代は突入するでしょう。
私は大手企業の新卒採用に15年以上たずさわっている『はれきち』です。今回は採用者の視点で、3年になったら何をやったらよいのか教えることができます。
- 3年生で就活を始める理由
- やること①:業界、企業分析
- やること②:インターンに参加する
- やること③:就活サイトに登録しておく
- 3年生のうちに内定ひとつは取れる
この記事を読むと企業の早期選考化が進んでいるため、3年生のうちに企業分析を終らせ、夏や秋のインターンにエントリーする必要があるとわかります。インターンの参加に漏れても早く就活サイトへ登録しておけば、3年生のうちに内定1件は取れるようになるでしょう。
夏のインターンに参加して、早期内定をゲットしよう
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・文系比率8割以上で特に女性登録者が多い
・紹介案件は3,4件のみで不要なメールがこない
・Googleの口コミが4.7の高評価
・就活に出遅れたと思ってるなら必須
・逆求人サイトなら絶対登録すべき神サイト
・登録企業18,533社からのオファーは内定への近道
3年生で就活を始める理由
まず抑えておかなければならないのは、企業の採用選考が毎年早くなっていること。
私の会社では早い人で、3年生の1月終わりに内々定をだしています。数年前では考えられないくらい、早くなってます。
少しでもよい人材を求めるあまり、どの企業も前倒しで採用選考しているのです。
何から始めるのか
いざ就活を始めようとすると、一番最初につまづくのが「何からやったらいいのか?」です。
そこでシンプルに考えることをおすすめします。
まずはゴールの確認をしておきましょう。就活のゴールは内定をゲットすることです。あとは内定をもらった企業の中から一つ選び、就職すればOKです。
そう、ものごとはシンプルに考えないとね。
ところで就職するまでにどんなことやらなきゃいけないのか?
就活でやるべきこと
・自己分析(自分の強み、向いている職種)
・業界、企業分析
・SPI、WEBテスト、性格診断対策
・志望動機、自己PR、ガクチカの作成
・履歴書の作成
・WEB面接、面接対策
・グループディスカッション、集団面接対策
・インターンの情報収集や参加
・企業説明会の情報収集
・就活サイトの登録
内定をゲットするにはやるべきことがたくさんあります。しかし、どれも大事だから、どこから手をつけたらよいかわかりませんよね。
全部を同時並行にすすめようとすると間違いなく挫折します。
早ければ早いほど得をする
そこで私が教えます!
この中から明らかに早くやった方が得するよいことが3つあります。
- 3年生になって早ければ、早いほどよいこと
- ・業界、企業分析
・インターンへの参加
・就活サイトへの登録
この3つは後回しにすると、内定を取るのに時間がかかってしまいます。早い段階で実行すれば、就活を有利に進めることができるのです。
<業界、企業分析>
どんな業界に興味があるのか、どんな企業で働きたいかはすべての出発点となります。ここを間違うと相当な遠回りになります。
出発点を早く決まれば、あとはゴールを目指して進むだけですから。
就活で進む方向を決めるのが早いと、あとがラクになります。
<インターンへの参加>
インターンシップへの参加はあなたのイメージ通りの企業なのか、または違うのか就活の早い段階で知ることができるのです。
イメージ通りなら、早期選考を狙えばよいし、たとえもらえなくても業務内容を深く知ることができます。そうなれば、志望動機は説得力が増すことになります。
<就活サイトへの登録>
就活はすべて自分だけが動てやる必要はありません。就活サイトに登録するして、働いてもらうのです。もはや内定をアシストしてくれる重要なツールとなっています。
企業紹介をされるだけでなく、履歴書の書き方や面接のイロハを習得できます。早く登録すれば、企業からのオファーをより多く受けることができます?
そのほか3つ以外の項目は就活をしながら、仕上げていけば問題ありません。
自己分析や志望動機は就活をしていくとどんどん変わっていきます。就活をすすめながら、ブラッシュアップすればOKです。
面接は経験していけば必ずよくなります
3年生になってやるべき3つのこと
就活をいざはじめるなら、次の3つからすすめてください。早ければ早いほどよいです。
・業界、企業分析
・インターンシップへの参加
・就活サイトへの登録
この3つなら、文章作成に悩んだりしないので、簡単です。
業界、企業分析
業界、企業分析
①どの業界で働きたいか、想像してみてください。
関心や興味ある分野はどこですか?
コンサル、商社、IT、ロボット、広告、銀行、証券、自動車、食品、医薬、倉庫、流通などあります。
ポイントとしては、まだ3年のうちに業界を狭めないことです。例えば。「商社と流通」、「コンサルと銀行」、「食品と医薬」など決めてください。
決められないなら、消去法でつぶしていくと見つけやすいです。
②どんな職種についきたいか、想像してみてください。
やりたい業務内容はありますか?
営業、技術(生産・製造)、商品開発、品質保証、品質管理、事務
例えば、トヨタで働くといっても車を作る人(製造)、お店で売る人(営業)、新車の開発をする人(商品開発)と役割は全然違います。
企業選択=業界×職種
企業選択する際、よくやるのは有名企業を選ぶことです。TVコマーシャルやネット広告で目にする機会が多いためです。ただ、あたなの知っている企業はまだまだ少ないです。
特に企業向けの販売、サービスを対象にしている会社は圧倒的に知る機会が少ないです。業界では有名なのですが、一般的には知られていません。
例えば、セーレンという車内のシートを作っている会社があります。トヨタ、日産、ホンダの製造工場で働いている人なら、知らない人はいません。世界トップシェアを誇る超有名企業だからです。
このような企業は調べないとわかりませんよね。
<企業研究の業界分析に最適な本>
業界地図2023は企業研究するに必須と言っていいでしょう。業界を知れば、業界の規模、最大手、グループ企業がわかります。
未来予想をしているので、今後成長する分野を知ることができるでしょう。
あなたはどの業界に興味を持ちましたか?
インターンへの参加
インターンへの参加
3年時の一番のイベントはインターンシップへの参加です。インターンは夏、秋、冬とあります。特に私のおすすめは夏のインターンです。
- 夏のインターンには特典がいっぱい
- ・参加すれば、早期選考がある
・企業説明会や一次面接が免除になる
・採用面接の合格率が高くなる
夏の7~9月を中心にインターンが開催されます。早い企業は申し込みが5月~開始されます。
自分が企業研究して、よさそうだなと思った企業には積極的に参加しましょう。
早期選考の案内があれば、年明けには面接を受けることができます。4年生になる前に内定を1件確保できます。1件取れば心に余裕ができますからね。
仮に早期選考がなくても企業説明会や一次面接の免除となることがあります。当然、二次面接からのスタートは有利に働きますから。
企業はインターンから採用面接への流れを強化しております。業務内容を深く知ってもらってから、採用面接にのぞんでもらいたいのです。インターン不参加者より参加者の方が合格率が高くなります。
私の会社では、インターン参加者で入社した方は離職率ゼロを続けています。つまりミスマッチを防ぐことにつながっているわけです。
夏のインターンに間に合わなければ、秋のインターンに滑り込みましょう。まだギリギリ早期選考の可能性があります。
>>【25卒】早期内定ゲット!3年夏のインターン参加はゴールデンルート
就活サイトへの登録
就活サイトへの登録
すべて自力で就活をしようと考えていませんか?すべて自分の足だけで進めるのは効率が悪いです。
20年前にはありませんでしたが、今は就活をサポートしてくれるサイトが多くあります。
あなたにあった就職先の紹介をしてくれたり、志望動機や自己PRのアドバイスまでしてくれます。
就活サイトへ早く登録するメリット
- 早く登録するメリット
- ・採用選考の案内が早く来る
・早い段階だと紹介先の選択肢が多い
・企業から就職意欲が高いと認識される
採用選考の案内が早く来る
3年時になったらすぐに登録できる就活サイトがあります。登録しておけば、早期選考を考えている企業から早めに選考案内が届くでしょう。
ほとんどの人が3年生の終わりから4年生になるころに登録し、4〜5月にピークを迎えます。そのためライバルが多くなる前に登録しておいて損はありません。
就活サイトの登録は「新たな発見をしてくれるアシスト的な存在」と考えておきましょう。
早い段階だと紹介先の選択肢が多い
早く登録するメリットは紹介先の選択肢が多いです。遅くなれば、椅子取りゲームのように椅子がどんどん減っていきます。
早く登録しておけば、紹介された企業がちょっと違うなと思えば、待てば次の選択肢を用意してくれます。それだけ選べるチャンスが多くなるのです。
企業から就職意欲が高いと認識される
企業側からの立場でいうと、早く就活する人は就職意欲や危機意識が高いのです。質の高い就活生を取りたいなら、早い段階で取れ!となるのです。
採用の内定をだすのは4年の4月、5月の段階がもっとも多く、4年生の6月以降はぐっと減るのです。この傾向はだんだん前倒しになっています。
何しろ3年生の3月時点の内定率が30%を超えていますから。
おすすめの就活サイト
ITやロボット、情報処理に興味がある人向け
高収入業界となっているのがITやロボット、AI、情報処理業界です。2030年までにこの分野の技術者が最大79万人不足すると経済産業省がレポートをだしています。
つまり、企業は中途採用だけではまかないきれないため、新卒から育てて人材を確保する動きとなっています。
企業の採用枠が大きいため、早めに登録すればチャンスが広がります。
公式ホームページ>>レバテックルーキー
理系のインターンの情報収集がしたい人向け
インターンシップの情報収集なら理系ナビです。
- 商品開発、品質管理、品質保証向けのインターンが充実
- 登録すれば、早期選考の企業から案何がくる
- スカウトオファーがくる
- 大学3年生、大学院生1年生がターゲット
- iPadや就活書籍などが当たるキャンペーン(6月末まで)
公式ホームページ:理系ナビ
文系、理系問わず登録すべき神サイト
登録するだけで企業からオファーが届くのはOfferBox(オファーボックス)です。
- 3人に1人が登録している就活必須サイト
- 登録企業数は驚異の14,021社以上
- 全国の勤務地に対応
- 大手企業やベンチャー企業からオファーが届く
- 文理比率は文系65.75% 理系34.25%
公式ホームページ:OfferBox
3年のうちに内定ひとつはゲットできる
今や3年生の3月時点で30.3%の内定率となっています。つまり、3人1人は内定をひとつもった状態で4年生をむかえるのです。
そのまま、入社を決め、4年生は卒論の没頭することができます。または、4年生になったら、もうワンランク上の会社にチャレンジするのもよいでしょう。
ひとつ内定をとると、あせりがなくなり、面接に余裕が生まれます。
3年生のうちに内定をとるには2つの方法しかありません。ひとつはインターンシップに参加して、早期選考を勝ち取ることです。もうひとつは就活サイトに登録し、企業から早い段階に面接のお誘いがくることです。
データに伸び率からすると25,26卒は半数近く3年生のうちに内定をゲットするようになります。
内定がとれるか取れないかのわかれ目は3年生の就活スタイルにあります。早い段階で志望する業界、企業を絞り込み、夏や秋のインターン参加することなのです。さらに就活サイトへ複数登録しておけば、保険もかけることができます。
4年生になった時点で内定1件取っていることが、当たり前になるかも
まとめ
内定を取るには自己分析をしたり、SPIや面接の勉強をすることが必要となります。ただ3年生のうちに全部やろうとすると挫折してしまいます。また、4年生から就活するとインターンシップへ参加ができません。
★3年生のうちにやるべきことは3つだけです。
・業界、企業分析
・夏、秋のインターンシップへ参加
・就活サイトへの登録
これらは早ければ早いほど内定に近づくことができます。しかも3年生のうちに内定1件はゲットできるでしょう。
就活は道のりが長くやることが多いため、物事はシンプルに考えていきましょう。