サラリーマンやOLがビジネスリュックで通勤するのをよく目にします。就活も同様にリュックを使用したいが、場違いにならないか不安に思ってませんか?
ネット検索すると『リュックはダメ』、『マイナス評価になる』と書かれていますが、実際はどうなのか気になりますよね。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用する側の立場として、あなたの悩みを少しでも解決できるようぶっちゃけて配信しています。
・ビジネスリュックはもう珍しくない
・使用すればめちゃくちゃ便利
・購入するなら、2WAYもしくは3WAY
・色は黒一択
・入室時は必ず手持ちにする
ビジネスリュックは荷物がたくさん入り、両手が使えるためスマホで地図を見たり、電車でつり革を握れたりと自由度が増します。
だからと言って、ビジネスリュックなら何でも使っていいわけではありません。最低限のマナーがあるので、しっかり確認していきましょう。
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就活のリュックとは
就活で使えるリュックはビジネスリュックと言われています。プライベートで使用するリュックサックやナップサック、バックパックとは異なります。
ビジネスリュックはノートパソコンや手帳、資料などが多く収納できます。種類によっては、ペットボトルやスマホが入る収納スペースもあります。
最大の特徴は背負えるので、両手が自由に使えます。片手で持ったり、ショルダーにするより、肩や腕の負担は明らかに軽減できます。今や通勤しているサラリーマンは「ビジネスバッグ」より「ビジネスリュック」の方が多いです。
そのぐらいビジネス界では浸透しているのです。ちなみに私もビジネスリュックの愛用者です。便利すぎて、もう元には戻れません…。
もちろんビジネスリュックで営業にも行くことがあります。違和感を持たれたことはありません。そのぐらいビジネスリュックの認知は広がっているのです。
もはやビジネスリュックはサラリーマンの必須アイテムと言えます。最近はOLさんもちらほら見るようになりました。
東京だと通勤男性の2/3はビジネスリュックですね
なぜダメと言われてきたか
ビジネスリュックはダメと聞いたことがあるのですが…
以前はどこのサイトを調べてもリュックはダメ、論外となっていました。それには3つの理由があったのです。
<ダメと言われていた理由>
・ビジネス界で認知がほとんどなかった
・スーツとリュックがミスマッチだった
・おじさん面接官の固定観念が強い
ビジネス界で認知されず
私の知る限り、10~20年前はビジネス界でリュックタイプのカバンは浸透していませんでした。当然、20年以上前も浸透していません…(笑)
リュックは、登山、キャンプ、スポーツ、遠足のようにプライベート感が強い場所で使われていました。
ビジネスリュックはここ5,6年で一気に認知された気がします。
スーツとリュックがミスマッチ
ビジネスでキッチリとした感じとプライベート感の強いリュックはミスマッチだったのです。色は鮮やかですし、デザイン性が高かいので当然合わないですよね。
つまり、ビジネスリュックというジャンルがなかったのです。今ではビジネスリュックとして、ジャンルが確立されているので、スーツに合うシンプルなデザインが豊富にあります。
黒色のビジネスリュックだとリクルートスーツと合いますよね。
固定観念が強い
若い採用担当者は全く問題ないですが、50~60代の古いタイプの採用担当者だと嫌がる傾向がありました。面接では「他の人と違う」または、「変わったことをする」とマイナス評価をされたのです。
よって、リュックは『目立つ、生意気、マナーがなっていない』と判断されてきたのです。このようにリュックはダメだと言っていた時代は確かにあったのです。
でも時代が変わって来たことを感じます。ダメと言っている企業は極少数派で、ちょっと厳しい言い方をすると私は『時代にあっていない面接している』と判断しています。
世の中はスマホで就活する時代になって、web面接が主流になりどんどん変化しています。就活のカバンだけは昔のままっておかしいですよね。
他社の人事部と話してもビジネスリュックを問題視しているのは皆無でした。
3つの条件つきでOK
家にリュックがあれば、使えないか考えますよね。ただ、ビジネスリュックであれば、何でもよいわけではありません。
面接官が若い人もいればベテランもいます。若いとデザイン性や色が少々高くても問題視しませんが、ベテランは見方が違うので注意が必要になります。
でも、次の3点を気を付ければ問題ないでしょう。
1.リュックのタイプは2WAYもしくは3WAY
2.色は黒一択
3.入室時は手持ちにする
リュックのタイプは2WAYもしくは3WAY
ビジネスリュックのみ1WAYタイプもあるのですが、手持ちタイプにも変更可能な2WAYが無難です。
2WAYタイプは写真のように背負えるし、手持ちにすることもできます。
3WAYタイプとは写真のように背負う、肩にかける、手持ちにすることができます。
背負うことができれば、両手が自由に使えます。スマホで地図を確認しやすく、満員電車でもらくらくです。
面接官にベテランや考え方が古い人がいるので2WAYや3WAYがよいでしょう。
色は黒一択
黒が一番よいです。他にグレー、ネイビー、ブラウンとありますが、やめた方がよいです。黒色はリクルートスーツに合わせやすく、浮いた感じにはなりません。
黒色でも派手なデザインだと、ビジネスリュックとは受け止めてもらえなので注意しましょう。
黒色を主体にしていればシックになります
入室時は手持ちにする
インターン、企業説明会、面接で入室する際もしくは会場に着くと手持ちスタイルに変更しましょう。背負って入室するのはマナー違反となります。
私もお客様の会社へ行って、入室するときは手で持つように変えています。よって手持ちがついているリュックがよいです。
面接でビジネスリュックを持参しても大丈夫
結局、ビジネスリュックを使用して落とされることはないのか?ってことですが、それはありません。ビジネスリュックという名前に『ビジネス』って付いてるじゃないですか。それだけ世間に認知されているのです。
面接会場に着けば、背負うのではなく手持ちすれば目立つことはありません。面接の際は専用の置き場におくか、足下に置くので目立つことはありません。
面接官はあなたのリュックかどうかより、表情が明るいか暗いかの方がよっぽど気になります。
私の会社では10人中2人ぐらいがビジネスリュックを使用して、面接を受けに来ています。5年前はゼロでしたら、認知は確実に広がってますよね。
おすすめのビジネスリュック
イメージしやすいようにおすすめのビジネスリュックを紹介します。
購入のポイント
まずは購入のポイントから説明します。
・デザインはシンプル
・色は黒
・2WAYもしくは3WAYタイプ
・撥水加工
・容量は30~40L
・価格は1万未満
デザインはシンプルだと、就職後も使えます。通勤電車を利用するのであれば必須です。
材質は雨が降っても大丈夫な防水、撥水加工がよいです。中身が濡れることはありません。
容量は就職をしてから使うことを想定すると30~40ℓはほしいです。小さいと荷物が入らないので使い勝手が悪くなります。
価格は安すぎず、高すぎず、コスパのよい5千~1万円が丁度よいです。
おすすめ3選
①MARKRYDENビジネスリュック
主流の2WAYで手持ちがあるタイプです。間違いなく就職後も使えるシンプルなデザインです。
おすすめ度:★★★★★
デザイン:シンプル
材質:防水
手持ち:可能
容量:30ℓ
②SUNOGEビジネスリュック
ビジネスリュックではかなり販売されているベストセラーの3WAYタイプになります。
ビジネスリュックがちょっぴり不安な人におすすめです。3WAYなので通常のビジネスバッグとしても使用できます。
おすすめ度:★★★★★
デザイン:シンプル
材質:防水
手持ち:可能
容量:拡張前 22ℓ、拡張後 37ℓ
③Inateckビジネスリュック
3WAYで大容量かつ軽いのが特徴です。40ℓタイプなので1泊2日の宿泊にもこれ一つで大丈夫です。
地方から東京で面接する人におすすめです。
おすすめ度:★★★★★
デザイン:シンプル
材質:撥水加工
手持ち:可能
容量:40ℓ
リュックとカバンタイプ迷うなら
それでも自分だけリュックだったらイヤだな、イマイチ踏ん切りが悪いなら、無難にビジネスバッグがよいでしょう。
変な気をまわして、面接に集中できなかったら、本末転倒ですからね。
もしくはいきなり面接で使用するのではなく、インターンシップ、合同説明会、会社説明会から使っていくと慣れていくでしょう。
私からのアドバイスとしては、ビジネスリュックは就職後も使いますが、ビジネスバッグは就活のみの使用となります。
よって、ビジネスバッグを購入するならできるだけ、安いタイプを選ぶとよいでしょう。
ビジネスリュック | ビジネスバッグ |
---|---|
・両手が使える ・長時間背負ってもラク ・肩にかかる負担が分散される ・就職してからも使える ・ビジネスバッグより高いものが多い | ・荷物がたくさん入る・どのリクルートスーツにもあう ・安い価格帯のものが多い ・黒以外の地味な色であれば使える ・たくさんの中から選ぶことができる ・はやりすたりがない |
まとめ
この3つの条件をクリアすればビジネスリュックで就活しても問題ありません。
・色は黒一択
・ビジネスリュックは2WAY,3WAY
・入室時は手持ちにする
説明会の会場や企業も駅から近いとは限りません。駅から離れている場合も多いです。その際、リュックタイプは歩きやすいです。
また、両手が空きますので、スマホで地図を確認することも容易です。合同説明会に参加すると企業の資料もたくさんもらうことになります。
容量も大きいタイプが多く、収納しやすいです。重くても背負うので肩への負担も軽減できます。このようにリュックの方が利便性は圧倒的に高いのです。
手持ちタイプだけのカバンは正直言って、就職してからはほとんど使用しません。パソコン、資料、手帳、ペットボトルなど全て入らないためです。
就職してからもカバンを使用するのであれば、ビジネスリュック2WAY・3WAYを選択するとよいでしょう。
実は私の所属している人事部は女性を含め全員ビジネスリュックなのです。あと5年後もすれば、ビジネスリュックの方が多数派になるかもしれませんね。