「25卒だけど、一度もインターンシップに行ったことがない」、これってヤバイの?
そんな疑問にお答えします。
『そうですね、ハッキリ言ってヤバイっす(笑)』、私は大手企業の新卒採用に15年以上たずさわっている『はれきち』と申します。インターンも講師陣のひとりとして参加しています。
インターンへ参加しないと、どんな不利益が生じるのか、また就職にどのくらいの影響がでるのか、教えることができます。
- インターンへ行かなくても就職はできる
- 行かない場合のデメリット
- 就職に与える影響度
- インターンの探し方
この記事を読むと大手ではなく中小企業または地元の中堅企業を狙うなら、インターンに行かなくてもよいことがわかります。
ただし、業界の情報を得たり、働くイメージを持つにはインターンへ参加した方がよいとわかるでしょう。
夏のインターンに間に合わなければ、秋、冬のインターンにエントリーしてみよう
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インターンに行かなくても就職はできる
このグラフはマイナビ 2024年卒大学生インターンシップ就職活動の実態調査の結果です。
HRpro
今やインターンシップへの参加者は9割近くと非常に高いです。10人いたら約9人はインターンへ行っていることになります。
『インターン』と『就職』の関連性について下記の疑問がわきます。10年前は5割ぐらいしか参加していなかったので、今とは大きく変化しています。
疑問①:そもそもインターンに行かないと就職できないの?
疑問②:インターンに参加すれば就職は有利になるの?
疑問③:内定者のインターン参加者割合はどのくらい?
疑問①:行かないと就職できないのか
インターンに一度も行っていない人は就職ができないのでしょうか?
グラフを見ると約1割の人が一度もインターンへ行っていません。ではこの人たちは就職できなかったのでしょうか。
答え、そんなことはありません。
理由として、23卒の内定率が96~97%なので、参加しない人も就職はできています。
疑問②:参加すれば就職は有利になるのか
インターンに参加したら、必ずその会社の内定をもらえるわけじゃありません。
ただ有利になる点があります。
会社説明会を聞くより、インターンに参加した方が業務内容を格段に理解しやすいです。現地の工場を見たり、社員の方と直接会話をしたり、商品を手にとることができるからです。
なので、インターンに参加すれば採用選考の会社説明会が免除になるところが多いです。
インターンに行った会社へ就職したいなら、志望動機にインターンで得られた情報や経験を盛り込むとよいです。実体験に基づくものなので内容が具体的になり、その分、説得力が増します。
疑問③:内定者のインターン参加者割合
内定者のうち、その会社のインターン参加者がどのくらいの割合なのか、疑問ですよね。
例えば、内定者が30人いれば、どのくらいの比率でインターン参加者が含まれているかです。
もし比率が30人のうち1人だけだと行っても意味ないと思いますよね。逆に15人以上だと、インターンに行かなきゃとなりますよね。
他社はわかりませんが、私の会社では内定者のインターン参加比率は約30%です。つまり内定者が30人いれば、9人が弊社のインターンに参加していることになります。
この比率は年々増加傾向です。多くの企業は、インターン参加してもらって、採用選考へエントリーしてもらうことに力を注いでいます。
内定者のインターン参加比率をさらに上げたいです
インターンに行かない場合のデメリット
インターンに行かないと、どんなデメリットがあるのでしょうか?
・就活の波に乗り遅れる
・自分の可能性を狭める
・早期選考の権利がもらえない
就活の波に乗り遅れる
就活の開始は4年生の4月~ではありません。企業研究をしたり、インターンシップへ参加したりと3年生の時から就活は始まっています。
インターンはいち早く企業の人と接点をもてるチャンスです。学生ながら社会人の入口を垣間見れ、貴重な経験ができます。
よって、行かないと就活の一歩が非常に遅れることになります。
インターンへの参加は就活を始めるスタートと言っていいでしょう。就活は早く動くに越したことはありませんからね。
参加のきっかけはなんでもよいのです。
・関心はそこまでないがとりあえず、参加してみる
・友達と一緒に行ってみる
・面白そうなインターンがあるから
・交通費を出してもらえるから
・近いのでお試しで行ってみる
私の会社はここ4,5年インターンの集客を強化しています。夏季、冬季と時間をたっぷり割いて実施しています。インターンに来てもらい、会社の魅力をアピールし、共感してもらえる人をたくさん増やし、その上で本採用へ来てもらいたいからです。
この流れはどの会社も共通していると思います。
自分の可能性を狭める
3年生の時からこの仕事が絶対したい、この会社に入りたい、この商品やサービスにたずさわりたいと考えているなら、やりたいことが明確になっているので、すばらしいです。
しかし、ほとんどの場合は
・本当にやりたいことが自分にあっているのかわからない
・あの会社はイメージ通りなのかわからない
・やりたいことがまだ絞れていない
あなたがまだ、こんな考えをもっているなら、インターンを活用した方がよいです。
行けば、会社の雰囲気、働くイメージ、業務内容を深く知ることができますから。
そこで、初めて
・イメージ通りで自分に向いている
・この業界が面白そうなことがわかったので、深く調べたい
・この業務は自分にあっていないので選択肢から外す
行ったことで初めてわかることやイメージとのギャップを肌感覚で感じとれるでしょう。
つまり、インターンシップに行かないとホームページだけの情報に頼ることになり、自分の可能性を狭める要因になってしまいます。
早期選考の権利がもらえない
よくX(Twitter)で目にすることはないでしょうか?なんでこんな早い時期に内定をもらえるのかと。3年生の10月や11月の時点で内定もらったという報告をよく目にします。
これは夏のインターン、秋のインターン参加して、優遇処置として早期選考を受けられるです。もちろん、すべての会社で実施しているわけじゃありません。
ちなみに私の会社は早期選考を実施しており、1月には内定を出すようにしています。
ただ、インターンに行かなければ、こういった早期選考の優遇処置は受けることができません。そのほかの優遇処置として、採用選考における会社説明会、一次面接の免除があります。
早く内定をもらいたいなら、こちらの【教えて!】大学3年で内定もらうにはどうしたらいいの?【採用者回答】を参考にしてください。
就職に与える影響度
中小企業や地元の中堅会社へ就職するならインターンに行っても行かなくても、合否に影響はありません。なにしろインターンを実施していない中小企業は多いですから。
小さな会社は人事部がひとり、もしくは総務兼、経理兼、企画兼、開発兼といくつもの部署を兼任している場合が多いです。人員が不足しているため、とてもじゃないですが、インターンをやる余裕はありません。
さて、ここからが問題です。
大手企業や業界で有名な企業、少しは名の知れた企業に就職したいなら、インターンが就職に与える影響はどのくらいか気になりますよね。
わかりやすく私の会社で考えてみます。
内定者の3割がインターンシップからです。残り7割の人は通常の就活からです。
インターンに参加した企業へ就職を考えているなら、影響度は高いといえます。
よく採用者が言うフレーズとして、
「インターンへの参加不参加は、採用面接の優劣に影響ありません。」この言葉をまともに受け取ってはいけません。
実は参加した方が優遇されます。
企業はインターンに参加してもらい、採用選考へエントリーしてほしいのです。この流れをどの会社も強化しています。
一体なぜか…。
<インターン参加者が有利になる理由>
・インターン参加者は入社意欲の高い人が多い
・ミスマッチが少ない(参加者は離職率が低い)
入社意識の高い人が多い
・インターン参加者はどの企業から受けますか?
20社も30社も受けるのは困難ですよね。グラフからいうと平均6社前後です。当然、興味があったり、関心の高い企業からインターンのエントリーをしていきます。
特に夏のインターン参加者は就活に対してスタートが早く、就活に対して意識の高い人が多いのです。
関心が高い会社から受けるので、入社意欲は高いと判断できます。
そこで企業と相思相愛なら、早期選考をしていち早く内定を出してあげた方がお互いハッピーですよね。
ミスマッチが少ない
ミスマッチが少ないとは、どういうことなのか少し説明します。
『インターンに参加して入社した人』と『通常の就活パターンで入社した人』の離職率を比べると大きな差があります。
インターン参加者の方が離職率が低いのです。その理由は参加したら、業務内容の理解度が深まるからです。
ちなみに私の会社でインターン参加した方は、新卒3年間の離職率がゼロです。
せっかく難関を突破して、入社したにもかかわらず、やめる方がおられます。その場合、理由の上位に必ず『イメージしていたのと違った』です。会社説明会、面接でのやり取りだけでは業務内容を深く理解できないことを指しています。
だから私はもっとインターンに参加した人から、内定者をもっと増やしたいと考えています。
参加者 | 不参加 | |
就活の意識 | 高い | 低い |
入社意欲 | 高い | 低い |
離職率 | 低い | 高い |
以上のことから、第一志望、第二志望の会社に就職したいなら、必ずインターンに参加した方がよいでしょう。
業務内容を深く理解すれば、志望動機が具体的になるので信ぴょう性が増します。そうなれば、面接官の印象がぐっとアップするでしょう。
夏のインターンに乗り遅れたらなら、こちらの【採用者が教える】実は夏より冬のインターンの方が参加しやすい理由を参考にしてください。
インターンシップの探し方
ここまで読むと、インターンはぜひ活用しなきゃと思いましたよね。
ではどんな会社がインターンをしているのか、探し方を教えます。
次の3つから探すのが王道です。ただ、誰もが見ているので大手企業や有名企業は競争率は高いです。競争率が高いのでエントリーしても漏れてしまいます。
そこでおすすめなのが、人気はそこまで高くないが、活用するとメリットが大きいインターン情報サイトを紹介します。
ライバルが少ないので、大手企業への参加率は間違いなく上がります。いずれも無料ならので参考にしてください。
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・登録情報(研究テーマや自己PRなど)を閲覧した企業からスカウトオファーが届く。
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・ゲーム感覚で職業体験が気軽にできる。
・まだどこの企業にするか、決まってなくても参加すればインターンの重要性がわかる。
・企業の採用者からあなたの強みや弱みを客観的に教えてくれる。
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同じ悩みをもつ就活生と仲良くなれるのはありがたい
まとめ
インターンシップに行かなくても就職はできますが、大手企業、有名企業を狙っているなら、情報収集として活用した方がよいです。
参加した方が早期選考のチャンスを得られたり、志望動機が体験をしたことにより具体的な内容になります。
どの企業もインターンから、採用選考のエントリーにつなげることに力を入れています。業務内容を深く知ってもらい、入社すれば離職しにくいデータがあるからです。
よって、夏が過ぎたとしても秋、冬のインターンシップはまだあるので、是非エントリーしてみてください。