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【新卒で研究職希望!】面接で選ばれるのはどんな人?【ガチで採用者が回答】

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研究職

就活でもっとも人気がある職種として、研究職や開発職があります。理系なら誰もが一度は有名企業の研究開発室や品質管理室で働きたいと考えますよね。

私の会社でも研究職はあるのですが、毎年100倍近い競争率になっています。

高い競争率を勝ち抜くのはどんな人なんでしょうか?また、面接でどんなアピールが有効なのか、気になりますよね。

私は大手企業の採用活動を15年以上している現役面接官です。どのような人に合格を出しているかガチでお答えします。

この記事でわかること
  • 研究職、開発職は狭き門
  • コミュ力、創造力が大事で高学歴はさらに優位
  • アピールにならないよく使うフレーズ
  • 面接官がよくする質問
  • 研究及び開発職を効率よく探す方法

この記事を読むと研究職や開発職は興味本位や軽い気持ちでエントリーすると合格しないことがわかります。学生時代の研究と企業の研究はプレッシャーが全く違います。面接で選ばれるにはコミュ力と創造力、そしてやりぬく情熱が大事だとわかるでしょう。

はれきちのアドバイス

「大学で研究してきた経験を御社でも活かしたい」はまったくアピールにならない

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目次

新卒で研究職、開発職は狭き門

狭き門

あなたは志望する会社でどんな職種に就きたいですか?大きくわけると営業職、技術職、事務職、研究職があります。

その中でも研究職は一番人気です。

競争率の高さ:営業職<技術職・事務職<<<研究職

私の会社でも毎年100倍近くの競争率になります。

なぜこんなに研究職が人気なのでしょうか?

研究職、開発職はイメージがよい

研究職、開発職は社内では決して花形ではありません。しかし、理系の就活生にとっては花形なのです。(社内の花形はやはり営業職ですからね)

研究、開発職のイメージがよい理由
・大学の研究経験が企業で役立つと考えている
・白衣を着て、清潔感がある
・うらやましがられる仕事だから
・クリーンな環境で研究や開発ができる
・最先端の研究や開発にたずさわれる

イメージがよい一番の理由は、大学で研究している経験を活かしたいと考えますよね。大学の研究の延長線上に企業の研究があるイメージですもんね。

せっかく理系の大学を出たのだから、誰でもできる営業や技術職ではなく、専門の研究職がしたいと考えますから。

採用人数が極端に少ない

生産と直結している技術職や販売と直結している営業職と違い、研究や開発職は非生産部門なのでもともとトータル人数が少ない。

一般的に従業員100人いたら、研究や開発職は1~2人程度です。よって従業員が1000人いても10~20人程度しかいません。

よって、研究開発職は新卒の採用者数が大手企業でも1名ないし多くて2名程度なのです。

採用者数が少ないのに理系の就活生から人気があるので、狭き門となっています。

よって、興味が少しあるから、何となく受けたぐらいの感覚では合格できません。

面接で選ばれる人とは

研究職や開発職を希望するなら、どんな人が選ばれているか知りたいですよね。

人気が高く、採用数が少ないのでかなりの競争率になります。この高い競争率を勝ち抜くのはどんな人でしょうか?

コツコツまじめな人や忍耐力がある人が選ばれそうですが、実は違います。

ズバリ、選ばれるには『コミュニケーション力』と『創造力』の2つを兼ね備えている人です。プラス情熱をもっている人なのです。

コミュニケーション力と創造力

研究は日進月歩なので、忍耐力やコツコツ努力することをアピールしようとしていませんか?しかし、この回答では全く差別化できません。

研究職や開発職で一番必要とされる能力は『コミュ力』と『創造力』なのです。

コミュ力はお客様や取引先とやり取りする時だけに必要な能力ではありません。他部署、上司、チームとやりとりにも必要なのです。

社内間で必要なコミュ力
・営業所、工場からの技術的な問い合わせ
・上司への報告、連絡、相談
・チーム内のミーティング
・研究成果の発表

ひとりだけで研究や開発は進めることができません。上司に相談したり、同じチームでプロジェクトを進めるのが一般的です。

創造力が大事なのは、誰かの指示を待って研究や開発をするのではなく、自分で作り上げることなのです。

  • 好奇心旺盛で新しい物や考えを作り出せる
  • 指示待ちではなく、創造力を膨らませ、実行できる
  • 今までの既成概念を打破できる

つまり、研究職や開発職で大事なのは自分に厳しく、突破力があるタイプです。熱意をもって取り組まなければ、プレッシャーに押しつぶされてしまいます。

高学歴な人は優位

学歴は研究職や開発職に影響します。ただし、企業へ問い合わせると、学歴の高さで合否を判定していないと答えるでしょう。

しかし、現実は営業職と違って、研究職は高学歴が優位に働きます。それにはいくつか理由があります。

高学歴が優位な理由
・自頭がよい
・理論的な思考を持っている
・まじめな人が多い

研究や開発をするには、基礎知識や能力が一定以上ないと分析や考察ができません。事実に基づいた事象を積み重ね、理論的に解釈したり、説明しなければなりませんから。

性格的に気分屋で行き当たりばったりではダメなのです。学歴の高い人はまじめな方が多いので、コミュ力と創造力があると断然有利になります。さらに情熱を持って説明できるタイプは採用されやすいです。

★研究職に選ばれやすい人

・コミュ力が高い
・創造力が豊か
・高学歴
・情熱をもってる

昔の研究員はコミュ力が乏しく、こだわりが強かったため、一見すると変わり者のタイプが多かったです。はい、私の会社も例外ではありません。営業、技術職とは一線引き、独特な雰囲気を持っていました。

さすがに時代は変わり、スピード間が早まっているため営業、技術ともしっかり連携し、研究や開発を進めていくことが重要になっています。

求められる能力コミュ力、創造力、情熱忍耐力、まじめ、冷静
研究員の今と昔の違い

面接でアピールすべきポイント

では、コミュニケーション力や創造力はどのように面接でアピールすればよいのでしょうか?

一昔前だとまじめにコツコツ努力するタイプであることを自己PRやガクチカに入れればよかったですが、今は違います。

営業、技術、研究、開発とすべての職種でコミュニケーション能力が求められる時代です。

コミュ力をアピール

コミュ力をアピールするには自己PRやガクチカで話すことだと思っていませんか?

実は面接官はコミュ力があるかどうかは『話し方』でわかるのです。

・話す姿勢

・話すときの目線

・話す声のハリ

・話すテンポ

・身振り手振り

エピソードの中身より話し方でコミュ力を図られているのです。

自己PRなどのエピソードは作り込んでいるので、あまり参考になりません。話す雰囲気は普段からしている所作なので、素がでます。

また、質問した時に「です、ます」で言い切ると会話のテンポがよくなります。回答が「だと思います」、「かもしれません」、「気がします」では自信がないように取られますからね。

>>面接はコミュニケーション能力の高さが一番評価されるって本当?

創造力のアピール

創造力をアピールするのは難しいですよね。だけど、創造力をアピールできれば、ほとんどの人がマネしないため、差別化ができます。

「創造」と「想像」は勘違いしやすいので覚えておくとよいです。

「創造」と「想像」の違い
<創造>
今までになかったものや考えを作り出すこと
<想像>
見たことや経験したことがないことを頭に思い浮かべること

一番創造力を発揮できるのが、グループディスカッションです。グループディスカッションはあるお題を与えられ、チームで解決方法を考えます。全く新しい観点で解決方法を考えるのは「ひらめき」や「感性」がいるのでなかなか、難しいですよね。

そこで、方向性が決まった時にさらに効率がよくなる方法時間短縮経費削減につながる案をどれだけ出せるかで、創造力をアピールできます。

効率化、時間短縮、経費削減、生産性アップ、ニーズの掘り起こし、これらのキーワードを基に創造すれば、答えをだしやすくなるでしょう。

面接官の評価するポイントはそこにあるのです。

グループディスカッションだけでなく、ゼミの実験の時間短縮、コスト削減、効率化アップの話につなげても創造力のアピールになるでしょう。

よく使うフレーズだがアピールにならない

研究職や開発職、品質管理職、検査職の面接で就活生が必ずアピールするフレーズがあります。

大学で研究してきた経験を御社でも活かしたい」このフレーズはほとんどの人が使っています。

しかし、このアピールは全くと言っていいほど採用担当者には響かないのです。むしろ私は「全くわかっていない」と思ってしまいます。

全く響かない理由
・ゼミの経験はほとんど活かされない
・研究の目的が全く異なる
・プレッシャーが全く違う
・ほとんど人が使うので面接官が慣れている
・今やっている研究は企業だとパートさんがやっている

よって、そのフレーズはなるべく面接で使わないようにした方がよいです。

ゼミの経験はほとんど活かされない

  • 研究レベルの違い
  • 使う機器、やり方の違い
  • セキュリティレベルの違い

厳しいことを言いますが、大学と企業の研究レベルは雲泥の差があります。大学の研究レベルは企業だとパートさんがやっています。企業では企画、設計、経費計算が必要になりますから。

また、学生時代と使う機器ややり方が全く異なります。セキュリティレベルが高く、誰でも出入りできないようになっています。特許を申請したり、他社に情報が漏れないよう厳しく管理されています。

ゼミや研究室はふらっと部外者でも立ち寄ることが可能ですもんね。

研究の目的が全く異なる

大学の研究と企業の研究では目的が全く異なります。学生は大学にお金を払って研究していますが、企業は稼いだお金の中の一部を割いて研究費にあてています。

大学は基礎研究がメインにし、まだ世の中で解明されていないことを題材にしてます。一方、企業は実用的な研究がメインとなり、儲けるための研究なのです。つまり儲からないとわかれば、即中止となります。

非営利と営利団体では考え方が全く違うのです。

はれきち

世の中に役立っても儲からないと意味がないのです

プレッシャーが全く違う

大学の研究でも成果があがらないとプレッシャーを感じると思いますが、企業ではその10倍以上のプレッシャーがかかります。

意外と思われるかもしれませんが、各研究テーマには期限が設けられています。ダラダラ研究はできません。新しい研究をしながら、日々は商品の性能を裏付けるためのデータ取りに追われます。

新商品を〇年の〇月に出したいので、開発を急げと社長から激が飛ぶこともしばしばです。上手くいかない時のプレッシャーは計り知れません。

面接官からよくされる質問

私は研究や開発職を目指す人によくしている質問があります。

よく聞かれる質問
①なぜ研究職を志望したのですか?
②なぜ、この業界の研究職を選んだのですか?
③あなたが入社したらどんな効果が得られますか?
④入社後どんな研究テーマに取り組んでみたいですか?
⑤研究を通じて、弊社にどう貢献したいですか?
⑥あなたはどんな研究者になりたいですか?
⑦学生時代の研究で一番苦労したことは何ですか?
⑧ゼミの研究で一番力を入れたところは?
⑨ゼミの研究が上手くいかなかった時はどう対処しましたか?
⑩研究職ではなく、技術職で採用となったらどうしますか?

定番の質問について、やはり志望動機は必ず聞かれます。強い信念を感じられないと面接官は納得しません。

面接官の質問を想定し、答えられるようにしておきましょう。

一番の難所は⑩の「研究職ではなく、技術職で採用となったらどうしますか?」です。要は研究職以外の採用は断るのか、受け入れるかです。

断るのであれば、研究職一本に絞ることになります。逆に受け入れるのであれば、研究職に可能性は残しつつも、志望する企業に就職することを研究職より優先することになるのです。

面接官としては研究がどうしてもしたいのか、入社することを優先したいのかがよくわかります。

研究及び開発職を効率よく探す方法

研究や開発職、検査や品質管理職は非常に人気があります。エントリーしても面接前の書類選考で落とされることがよくあります。

エントリーの数を多くしないと面接にたどり着けません。そこで効率よく研究や開発職を探すサイトを2つ紹介します。もちろん全て無料なので安心して活用できます。

理系ナビ

理系ナビは名前の通り、理系に特化した就活サイトです。そのため、研究職、開発職、検査職、品質管理職を豊富に選べます。研究開発職をまだあきらめたくないなら登録は必須です。インターン情報も満載なのがよいです。

公式ホームページ>>理系ナビ

理系ナビの特徴
・機械、電子、電気、農、生物、情報、理学部の就活生を募集している企業が多数ある。
・新卒で研究職の募集している企業を効率よく探せる
・インターンシップの情報が満載
・登録すれば研究テーマによって企業からオファーがくる
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アカリク

アカリク

アカリクは理系の大学院生に特化した就活サイトです。修士及び博士課程のどちらにも対応しています。就活エージョンとがつき、至れり尽くせりなので、話を聞くだけでも良い経験になるますよ。

公式ホームページ>>アカリク

アカリクの特徴
・自ら必死に企業探しをする必要がない
・有名企業の研究、開発職が狙える
・登録すれば企業からスカウトがくるので卒論に専念できる
・理系の大学院生用の就活イベントが多数ある
・登録すれば初音ミクのグッズが当たる

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まとめ

研究や開発職は人気があるため、毎年高い競争率になります。面接で選ばれるには、コミュ力、創造力、情熱をアピールする必要があります。営業職と違って、高学歴が有利に働きます。

面接でよく使うフレーズとして、「大学で研究してきた経験を御社でも活かしたい」がありますが、アピールにはなりません。ほとんどの人が使っていますが、企業と大学では研究レベルや目的が異なっているためです。

やはり差別化するには自ら課題を見つけ、積極的に取り組む姿勢をアピールする方がよいです。

狭き門ですが、入社できればやりがいのある職種であることは間違いありません。二度、三度と落ちてもくよくよせず、研究職用の就活サイトを有効に使い、エントリー数を増やしていきましょう。

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