残り数か月で卒業ですが、これまで「あぁ就活やめて~」と何度つぶやいたことか…。就職先がなかなか決まらないと焦りを通り越して、あきらめムードがただよいますよね。
実は今から活動しても優良企業を探すのに十分間にあうことを知っていますか?
どんな就職先でもよいなら、内定は取れますが少しでも自分にあった優良企業を選びたいですよね。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用側の立場で、残り少ない期間内に優良企業の探し方をアドバイスします。
- 10月以降追加募集する企業は多い
- あきらめなければチャンスはある
- 優良企業の探し方
- 追加募集に応募するメリット
- 卒業する3月でも募集がある
この記事を読むと追加募集する企業は早く採用数に到達したいので、面接のハードルが下がることがわかります。また、優良企業と巡り合うチャンスがまだまだあることに気づくでしょう。
24卒限定の就活サイトを複数使うと内定が取りやすくなる
~文系就活生が登録すべきおすすめ就活サイト3選~
・文系比率8割以上で特に女性登録者が多い
・紹介案件は3,4件のみで不要なメールがこない
・Googleの口コミが4.7の高評価
・就活に出遅れたと思ってるなら必須
・逆求人サイトなら絶対登録すべき神サイト
・登録企業18,533社からのオファーは内定への近道
あきらめなければ、まだ間に合う
追加募集する企業は多いので、就活はあきらめなければチャンスは必ずあります。問題はどうやって、『チャンスをつかむ』かなのです。
ただ、就活の失敗を重ねると臆病になり、なかなか一歩が踏みだせなくなります。時期的に「卒業したら、派遣や契約社員でええか」とあきらめるころですから。
かといって4月、5月のように積極的には動きたくないですもんね。頭ではわかってますが、この矛盾と戦わなければなりません。
・もうしんどい就活はイヤ
・何度も面接をしたくない
・今更エントリーシートをたくさん書きたくない
・早く内定がほしい
・就職先はホワイトな優良企業がいい
これらの悩みを解決するには、納得する就職先から内定をもらうしかありません。
ただひとつ言えることは、あきらめなきゃチャンスは必ずあります。今から再度、就活を始めても時間は十分にあるのです。卒業する3月にだって、企業は追加募集してますからね。
当然、私の会社も追加募集しております。
>>【採用者が教える】就活あきらめてやめたい、疲れた人へ3つの脱出方法
10月以降に追加募集が多くなる理由
マイナビ、リクナビで追加募集がなくなることはありません。むしろ10月以降に多くなることがあります。それにはいくつか理由があるのです。
採用計画の人数に達していない
ほとんどの企業は10月初旬に内定式を行います。内定式で予定人数に達していないと追加募集をします。例えば50人採用の予定のところ、公務員試験に合格したり、他社へ流れたりで5名欠員が出たとします。そうなれば、5名追加募集をかける必要があります。
私の企業でも毎年数名、追加募集をしています。新卒の採用人数が到達するまで続けなければなりません。
人事部は計画通りの採用人数の確保が仕事ですから
正社員の欠員補充
正社員に退職者がでれば、中途募集もしくは、新卒で補充するのか判断になります。4月、5月であれば中途募集をかけますが、11,12月以降であれば新卒を追加募集して対応します。
事業が急拡大
新卒の採用計画は前年に人数を決めます。私の会社では中期経営計画に基づいて、採用する人員を5ヵ年計画で決めています。
しかし、ある事業の売上げが急に伸びる、または新規事業が予定より早く軌道に乗ることがあります。その場合は中途採用もしくは、新卒採用で増員をかけます。
24卒限定!優良企業の探し方3選
どんな企業でもよいなら、悩む必要はありません。ただ、自分のイメージしている業務と近くないと入社意欲はわきませんよね。できることなら、ホワイト企業で優良企業がいいですよね。
そこで優良企業を上手に探す方法3つ紹介します。
<優良企業の探し方>
①24卒限定の就活サイト
②地元就職ならハローワーク
③裏技なら転職サイト
まずは王道の方法を教えます。夏以降、年の後半になれば、24卒より25卒の求人が増えてきます。
特に年末や年明けになると25卒対象の募集案件が多すぎて、24卒案件は埋もれてしまいます。まず優良な24卒対象の就活サイトで探す必要があります。
24卒限定の就活サイト
まだ内定がなく、面接に不安を抱えてる人におすすめな優良な就活サイトを3つ紹介します。ともに無料で、優良企業と巡り会えます。
デアイバ
公式ホームページ:デアイバ
特徴
・1日グループディスカッションに参加するだけで最低1~2社スカウトが必ずもらえる
・毎回10社程度の参加企業の中から必ずスカウトがもらえる就活イベント
・企業の人事の方と直接話ができる
・参加は対面もしくはZoomだけでもOK!(完全無料)
・グループディスカッションのフィードバックを必ずもらえる
- デアイバに向いている人
- ・1日である程度目途をつけたい
・自分からではなく企業側から声をかけてもらいたい
・Zoomのみで参加したい
・私服で気楽に参加したい
・書類選考はもうしたくない
グループディスカッションのイベントに参加するだけで、2社から必ずスカウトがきます。行くか、それとも別の企業にするかは、あなた方に選択権があります。
\ オンラインで参加可能!/
JobSpring
公式ホームページ:JobSpring
特徴
・紹介企業は厳選した3~4件のみ
・不要なメールがほとんどこない
・3年間の離職率は驚異の0.1%未満
・web面談可能
・理系より文系の登録者が多い
- JobSpringに向いている人
- ・たくさんのメールをチェックしたくない
・ホワイト企業を紹介してもらいたい
・文系出身で就活に自信がない
紹介企業に就職してからもサポートがあります。3年間の離職率は驚異の0.1%未満です。ホワイト企業を紹介してもらえます。
\ ホワイトな企業を探したい!/
新卒エージェントUZUZ
>>公式ホームページ:新卒エージェント UZUZ
特徴
・ユーザー満足度97%の就活支援サービスが受けられる
・就職先企業規模は従業員1000人以上が62%を占めている
・就職後の定着率がなんと95.7%
・登録企業数は3000社以上
・エージェントへ気軽に相談できる
- 新卒エージェントUZUZに向いている人
- ・就活後期にも関わらず、内定がなく困っている
・贅沢は言えないが、中小ではなく大手企業を狙いたい
・首都圏、関西圏、名古屋、福岡で勤務したい
\ 大手企業に行きたい人必見!/
地元志向ならハローワーク
就職は地元でしたい、実家から通える範囲を探すなら、ハローワークがつよいです。地元優良企業はお金のかかる求人サイトには掲載しないことが多いためです。つまりハローワークから探さないと見つけられません。
私の会社はマイナビに新卒の求人を出してますが軽く数百万かかります。でもハローワークは0円で求人ができるため、地元優良企業や中小企業は重宝しています。
地元のハローワークに通わなくても今住んでる最寄りのハローワークから、地元の企業が探せます。ほんと便利になりましたね。
活用法の詳細については下記サイトを参考にしてください。
>>【新卒】ハローワークはどうなの?7つのメリットと支援の流れ
年明けなら転職サイト(裏技)
年末や年明け後なら、転職サイトで求人を探すのもありです。新卒だからと言って、新卒用の求人だけを探す必要はありません。
私の会社でも1月に「この3月に卒業する新卒ですが、御社の転職サイトをみて応募しました」と電話がありました。
面接の結果、入社して頂くことになりました。中途採用でもよかったのですが、面接を続けてもどのタイミングでいい人とめぐり会えるかわかりませんからね。
新卒採用は4月1日に必ず入社してもらえるのでありがたいです。
中途採用は合格を出しても前職の引き継ぎや就職準備等により入社が大幅に遅れるのです。採用を決めても3,4ヶ月後というのはざらですから。例えば、1月に中途採用を決めても、引き継ぎ等があるので5月~来れますとなるのです。
転職サイトが募集しているのは即戦力の経験者か、未経験だが早く一人前に育て戦力にする2パターンしかありません。後者であれば新卒にもチャンスがあるのです。
電話するのは勇気入りますが、熱意を伝えると面接までは持ちこめるでしょう。
追加募集に応募するメリット
追加募集するのは決して、中小企業だけではありません。大手やメガベンチャー企業が含まれている場合があります。名前を聞いたことがなくても業界では有名な会社がたくさん存在します。
4月、5月からの就活だと巡り会えない企業かもしれません。
人事部は決められた採用数に早く到達したい
一番のメリットは企業側が採用人数を早く確定させたいと思っていることです。
私は採用側の立場なのでよくわかります。追加募集の場合、各企業とも数名だけ取りたいので、採用に時間をかけたくありません。
例えば、50人を採用するのと2名の採用なら、かけられる時間が大幅に縮小されます。尚且つ、年の後半になると25卒の求人、インターンの準備が必要で、人員が割けないのです。
- 一般的な面接
- ES➡会社説明会➡一次面接➡二次面接➡最終面接➡内定
- 追加募集の面接
- ①会社説明会&一次面接➡最終面接➡内定
②会社説明会&最終面接➡内定
通常は一次、二次、最終面接をしますが、一次と最終だけになったり、いきなり最終面接ってこともあります。つまり、追加募集は採用が短期戦となるのです。
いきなり最終面接の場合は役員面接がはなく、人事部長の決裁で内定がもらえます。私の会社もこのパターンです。
面接のハードルが下がる
採用を厳しくすると合格率が下がるため、たくさんの人を面接しなければなりません。その分、採用に時間がかかります。追加募集は採用人数が少ないため、どの企業も長期戦とならないよう面接のハードルを下げて対応します。
当然、4月採用に比べ面接が甘くなります。よって、内定がまだゼロであっても十分にチャンスがあるのです。
1社ではなく、5、6社とエントリーすれば確率はぐっと上がります。つまり、数をこなせば必ず内定に近づくのです。
卒業する3月でも募集はある
卒業する3月でも追加募集は当然あります。もっと言うなら、卒業した後でも24卒限定の募集があります。
ベテランより若手の方が給与は低いですからね。よくやる方法として、新卒、中途採用の両方募集し早く採用できた方を選択することもあります。
一旦採用されれば、新卒や中途も関係ありません。
求人を探すのが難しければ、24卒専用の就活サイトを利用するとよいです。3月でも企業とマッチングしてくれます。
決して自力で探そうとせず、就活サイトやハローワークの力を借りましょう。
《備考》
厚生労働省の指針によれば、卒業して3年間は新卒扱いとするとなっています。しかし、企業側からすれば、新卒扱いされるのは卒業後数ヶ月と判断しています。
まとめ
10月以降になると25卒用の求人案内が増えてきます。24卒専用の就活サイトを探せば、まだまだ募集が多いことに気づきます。
理由は就活生が他社に流れたり、公務員試験に合格し辞退し、企業側が最終採用人員に達していないためです。
面接が苦手であっても4,5月の採用に比べて、ハードルが下がっているので合格する可能性は高くなります。
地元に帰りたい、実家から通る範囲の企業を探すなら、ハローワークを活用すると地元の優良企業を探せます。全国のハローワークと端末で繋がっているので最寄りの職安から地元の優良企業を見つけることができます。
年明け後なら転職サイトから、直接テレアポする方法があります。中途採用は全て即戦力の募集だけではありません。4月1日から出社できることを活かせば、新卒でも十分採用されます。現に私の会社でもよくやっています。
就活を始めたときように労力を掛けなくても実はあきらめなければ就職できるのです。
決してあきらめなければ、時間は十分にあるため、まだ間に合います。決して、派遣社員や契約社員、フリーターに流れないようしましょう。転職した際、実績としてカウントされないためです。
3週間あれば内定を取ることが可能なため、あなたに合う優良企業を探してください。必ずよい企業に巡り会えるでしょう。