就活を始めるときにまず登録するのがマイナビやリクナビの求人サイトです。あなたが興味ある企業を探したり、志望している企業の情報収集に使います。
次に登録すべきサイトが逆求人型の就活サイト(オファー型や逆アプローチ型)です。
通常の就活スタイルはあなたから企業へアプローチしますが、逆求人サイトは企業側があなたへスカウトしてくるのです。そう、全く就活スタイルが逆なのです。
数ある逆求人サイトの中から選ぶのに失敗したくないあなたへ、選び方のポイントとおすすめサイトを紹介いたします。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用する側の立場として、合否のポイントをぶっちゃけてあなたの悩みを解決する配信をしています。
- 逆求人サイトの活用はもはや常識となっている
- 登録企業数が多い逆求人サイトを選択する
- 就職先が首都圏か地方かで使い分ける
- サービスが充実している有名なサイトを選ぶ
- おすすめな逆求人サイト5つ
逆求人サイトのメリットやデメリットがわかれば、登録して後悔することはありません。早い段階で登録すれば「就活の意識が高い」と評価され、スカウトメールが3年の夏以降に来るようなります。
希望企業からのスカウトではありませんが、あなたを必要にしている企業からのアプローチはうれしいものです。内定をゲットできれば、間違いなく選択肢のひとつになるでしょう。
プロフィールの充実と定期的なログインでスカウト率が上昇!
~文系就活生が登録すべきおすすめ就活サイト3選~
・文系比率8割以上で特に女性登録者が多い
・紹介案件は3,4件のみで不要なメールがこない
・Googleの口コミが4.7の高評価
・就活に出遅れたと思ってるなら必須
・逆求人サイトなら絶対登録すべき神サイト
・登録企業18,533社からのオファーは内定への近道
逆求人・オファー型の就活サイト
逆求人・オファー型サイトとは企業側からあなたのプロフィールを見て、オファーがくる従来の就活スタイルとは全く逆なのです。
通常の求人サイトはあなたが希望する企業へエントリーして面接しますが、プロフィールに書いた自己PRを基に企業がオファー(スカウト)してくるので、あなたからは企業を選べません。
10年前までは就活の選択肢にはなかったですが、今ではやすっかり定番化しています。
<通常>
就活はどの企業にエントリーするか選択して、説明会や面接に望みます。
→自分の足で稼がないと企業件数は増えません。
<逆求人>
企業が学生プロフィールを書いたデータベースの中から、マッチングする人へオファー(スカウト)します。
→プロフィールを充実させれば、家に居ながらオファー企業は増えます。
OfferBoxの仕組みがわかりやすいので図を使って説明します。逆求人サイトはどのサイトもこの仕組みになっています。
①登録
あなたがプロフィールに自己PR、長所、学生時代に頑張ったことなどを記入します。いわゆるプロフィールが履歴書になります。このデータが全ての基になるので、記入できることは全て入力して、アピールしなければなりません。
②検索
企業(採用担当者)はプロフィールに登録されたデータベースの中から、入社してもらいたい人を探します。
例えば、プロフィールの内容からプログラミングに興味を持っている人、接客に興味を持ってる人、あるいは負けん気が強い人を探すのです。
③オファー
採用側がこの人に来てもらいたいと思ったら、学生へオファー(スカウト)メールを出します。
企業の社風に合っている、考え方が共感できる、あなたと一緒に仕事をしてみたいと採用者が思えば、オファー出すのです。
④承認
企業からオファー(スカウト)メールが来たら、あなたは面接を受けるかどうかを決めます。承認すれば、コンタクトを取ることができます。内容によっては、いきなり最終面接ということもあるでしょう。
当然、あなたのイメージに合わないと思えば、断ることができます。
面接をして、双方が同意すれば内定となるのです。
失敗しない逆求人サイト選び【3つポイント】
いざ逆求人サイトに登録しようとしてら意外とサイト数が多いのでどれにするか迷います。
自分のスタイルに合う逆求人サイトを選ばないとただひたすら情報メールが来るだけになってしまいます。10社登録するより、3社ぐらいに絞って対応する方が管理がラクになります。
よくある失敗として、サイト登録が多すぎて、たくさん情報メールがきて、大事な企業オファーを見逃すことです。管理するのが大変になるのです。
結果的に情報メールが多くてログインしなくなるのです。そこであなたに合う逆求人サイトのポイントを教えます。
登録企業数が多いものを選ぶ
オファーをくれる企業自体の数が少ないとスカウトメールの数は当然少なくなります。あくまでも企業側からオファーを待つ身なので、登録企業数が多いに越したことはありません。
逆求人サイトの登録企業数が100社より1000社の方がより多くの企業からオファーをもらえます。
就職先が首都圏か地方かで選ぶ
あなたが希望する就職先が首都圏なのか地方なのかによって逆求人サイトが異なります。地方を希望するのであれば全国に対応していなければなりません。
サイトによって首都圏、地方(全国対応)で使い分ける必要があります。
首都圏のみにターゲットを絞ったサイトがあるので注意してください。
有名な逆求人サイトを選ぶ
有名なサイト程、登録企業数は多いし、活用している就活生が多いのです。双方の数が多いのでマッチングする可能性が高いのです。
有名サイトはマッチングする仕組みが確立されているので、トラブルが少ないのです。
企業側の話をすると100万費用をかけるなら、どのサイトに登録したら会社にマッチした人を選べるかということになるのです。全てのサイトに登録したいところですが、費用が膨大になりますからね。
就活生は登録企業数を目安にしますが、企業も同様に登録している就活生の数を見ているのです。よって、有名な逆求人サイトは優良企業が集まりやすくなります。特に大手企業はその傾向が強いです。
ただし、ベンチャー企業からのスカウトを狙っているのであれば、あまり気にする必要はありません。
これら3つのポイントを押さえ、自分のスタイルにあった逆求人サイトを選びましょう。
働く場所が首都圏だと
選択肢は広いです
逆求人・オファーサイトおすすめ5選
失敗しないポイントに絞っておすすめの逆求人・オファーサイトを5つ紹介いたします。紹介する逆求人サイトは全て無料です。
登録してイメージと違えばペナルティなしで退会ができるので安心してください。
<評価基準>
おすすめ度、エリア範囲、登録企業数、人気度を5段階で評価致します。
OfferBox(オファーボックス)
おすすめ度:★★★★★
登録企業数:★★★★★
エリア範囲:★★★★★
人 気 度:★★★★★
逆求人・オファーサイトと言えばOfferBoxと言うぐらい超有名な就活サイトです。全国対応しているので、登録は絶対に必須です。
<特徴>
・登録企業数が8,714社以上と圧倒的に多い
・全国に対応している
・最も利用した逆求人サイト4年連続NO.1
・就活生3人に1人が登録している
・オファー受信率は93.6%
<デメリット>
登録企業の41%は100名未満の会社である
dodaキャンパス
おすすめ度:★★★★★
登録企業数:★★★★★
エリア範囲:★★★★★
人 気 度:★★★★★
教育最大手のベネッセと転職サイト大手のdodaが手を組んだ最強タッグの逆求人サイトです。月15回以上開催される就活イベントは大手ならではですね。
<特徴>
・登録企業数が6,800社以上と非常に多い
・就活生5人に1人が登録している
・新しいサイトですが登録者数伸び率NO.1
・早期インターンや特別オファーが届く
・オファー受信率は97%
<デメリット>
オファーに関係ない就活イベントや情報メールが多い
キミスカ
おすすめ度:★★★★★
登録企業数:★★★★★
エリア範囲:★★★★★
人 気 度:★★★★★
首都圏に絞って就活を考えている人が外せないのがキミスカです。適性検査に定評があるので登録しておきたいですね。
<特徴>
・登録企業数が950社と少ないが厳選されている
・首都圏に対応している
・適性検査の精度が高く、自己分析を理解しやすい
・スカウトの種類が「プラチナ」、「本気」、「気になる」がある
・国公立、MARCHの人が6割以上が登録
<デメリット>
就職先が関東圏に限定されている
JOBRASS新卒
おすすめ度:★★★★★
登録企業数:★★★★★
エリア範囲:★★★★★
人 気 度:★★★★★
逆求人サイトでありながら、「アピールする」ボタンで気になる企業へアピールすることができる。
<特徴>
・登録企業数は1017社以上ある
・首都圏に対応している企業が多い
・オファーを受けるだけでなく、特定の企業へアピールできる
・3つのオファー(スペシャル・マッチング・インターン)がある
・就活生4人に1人が登録している
<デメリット>
オファーに関係ないインターンやイベントメールが非常に多い
mikketa(ミッケタ)
おすすめ度:★★★★★
登録企業数:★★★★★
エリア範囲:★★★★★
人 気 度:★★★★★
元googleの人事をされていた方が責任者として運営しています。逆求人サイトでありながら「会ってみたい」ボタンでアピールできます。認知がまだ低いので、ライバルが少ないのでチャンスかも。
<特徴>
・登録企業数がIT・通信中心に500社以上ある
・企業単位ではなく、職種単位でアプローチがくる
・「会ってみたい」ボタンであなたからアピールできる
・就職決まればAmazonギフト1万円がもらえる
・サービス上で面倒なメッセージのやり取りが一切ない
<デメリット>
登録企業数がまだ少ない
<おすすめの組み合わせ>
東京圏の就職を希望するなら、OfferBox、キミスカ、mikketa
地方の就職を希望するなら、OfferBox、dodaキャンパス、ジョブラス
数が多くなると管理しにくくなるので3つ程度が丁度よいです。
企業からオファーをもらうコツ
逆求人サイトは企業からオファーを受けなければコンタクトできません。よっていかにして企業からオファーメールをたくさんもらうかが重要になります。
プロフィールの充実と定期的なログインすれば格段にオファーメールが届くようになります。
プロフィールの充実
企業がもっとも参考にするのは学歴ではありません。それはプロフィールに書かれている自己PRなのです。
この情報を基にオファーを出すので、プロフィールはしっかり記入して充実させないと採用担当者の目に留まりません。
企業側からすると、このプロフィールだけでオファーを出す、出さないを決めているのです。記入する際は抽象的な表現は避け、具体例を示すとよい結果につながります。
困難な状況からどう乗り切ったか、あるいはこんな取り組みを毎年続けている、このポイントは誰にも負けないなど、自分をしっかり売り込みましょう。エピソードはゼミ、アルバイト、サークル何でも構いません。まずは、自己PRをしっかり埋めていきましょう。
一度記入したものは定期的に見直し、修正していくとよいプロフィールになります。
プロフィールが
あなたの履歴書に
なります
定期的なログイン
企業側は定期的にログインしていないとオファーを出ません。登録して放置しているとオファーを出しても見ないと判断されます。
就活生側のサイトからは見れませんが、企業側のサイトでは最後のログイン情報が見れます。最後にログインしたのが2週間前だとオファーしても見ない可能性が高いので出しません。
登録してから、毎日確認する必要はありませんが、2,3日に1回はチェックしましょう。
まとめ:逆求人サイトは就活の選択肢を広げる
逆求人サイトは一度登録し、プロフィールを充実さえすれば自動的に就活をしてくれます。自宅に居たながら就活ができるのです。
自分から企業へアプローチする方法だけでなく、企業からもオファーがくれば就活の選択肢は大きく広がります。早く内定を取るためにあらゆる手段を講じて、まず一件を決めましょう。