【23卒】就活にすぐ役立つ本、おすすめ10選【採用担当者推薦】

就活に必要な知識は今やネットで十分と思ってませんか?
実はネットに頼ると情報が整理されておらず、いきなり応用編になっているのです。例えるなら、料理の作り方を知らないのに、いきなりフレンチやイタリア料理を覚えるようなもんです。
要は、基本の考え方がわかっていないため、暗記に頼ることになります。
その点、就活本は考え方が丁寧に書かれ、理解しやすいのです。
私は企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。就活に悩む人へ少しでも役に立つレシピ(情報)を提供しています。
- 面接対策とSPI対策がカギ
- 就活本を読むと「考え方」を習得できる
- 就活本おすすめ10選
- 就活本を読んだ後にすること
この記事を読むと就活本を買う目的は知識を広げるためではなく、あくまでも内定を取るための手段であることがわかります。
そのため企業研究、ES、SPI、性格診断、面接対策をバランスよく勉強することが大事です。
数千円の就活本で自分へ投資できると考えれば安いもん
23卒の就活生がすぐ役に立つ本とは

就活本は面接対策、SPIに関わる本が大半を占めています。
ここで紹介するのは『就活にすぐ役に立つかどうか』という視点で判断しています。つまり本を読んで、考え方を理解し、即実行に移せるかどうかなのです。
求められる人物像が変化している
私は採用担当者として15年以上携わっていますが、10年前と今では企業から求められる人物像に変化が起きています。
ちょっと余談ですが、この10年で世界は大きく変わりました。
アメリカのグーグル、アップル、Amazon、Facebookはますます巨大企業となり、中国のアリババ、テンセントの台頭はすさまじいです。
日本のIT企業はどうかというと…完全に取り残されていますよね。
10年前の企業は平均的に優れている人を採用していましたが、今は個性的で優れている人が選ばれる傾向にあります。
あらゆるサービスが仕事として成り立つ多様性の時代に入っています。企業は従来の採用基準ではこの閉塞感を打破できないと考えています。
ですから、どんな考えを持っているのか、他を圧倒するスキル(能力)を有しているのか、チェックされます。
内定までの道のり
内定はSPIで高得点を叩き出し、面接対策でコミュのケーションがしっかり取れ、熱意が採用担当者に伝われば合格できます。
企業研究➡エントリー➡書類審査➡会社説明会➡一次➡二次➡最終面接➡内定
就活を制するには、書類審査に通るためのSPI対策と面接対策がカギになります。よって、就活本はSPI対策、面接対策に関することが大半を占めているのです。
ただし、就活は企業研究のやり方、履歴書作成、性格診断テストもしないと志望する会社へは入社できません。本を読んで、下記のポイントを身に着けることが大事です。
- 企業研究のやり方
- エントリーシートの作成
- 履歴書の作成
- SPIの勉強
- 性格診断テスト
- 面接対策
- web面接対策
- 志望動機、自己PR、ガクチカの作成
- グループディスカッション対策
- 集団面接対策
- 役員面接対策
就活本を読むと基本の流れがわかる
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就活本を読むと何がよいのでしょうか?特にwebとの違いを説明します。
就活本は王道な内容が書かれています。つまり基本がしっかり記載されています。全体像を把握しやすく、質問の意図や考え方の解説が充実しています。
web検索の情報収集は目を引くためにインパクトをつけ、基本からズレています。でも知識がないと基本から外れていることに気づかず、王道な答えと勘違いしてしまいます。
就活本をしっかり読み、基本を押さえてwebの情報を見むと理解度は深まります。基本がわからないと暗記に頼ざる得なくなります。面接官から突っ込んだ質問をされると回答できくなるのです。
就活本のメリット
・基本をしっかり押さえられる
・全体の流れがつかめる
・複数の本を読んで、内容が重複している部分は重要とわかる
基本をしっかり押さえられる
就活本は何十冊も読む必要はありません。基本がしっかり書かれているので、数冊読めば就活の根幹を知ることができます。webでの情報は右寄り、左寄りと偏っていますが、本は中道的な考えが多いです。

面接官の質問の意図を
しっかり押さえよう
全体的な流れがわかる
webでの情報は全体像ではなく、部分的なところがフューチャーされています。例えば、志望動機、自己PR、ガクチカだけが書かれているのです。
就活本は全体を網羅しています。まずは浅く広く、流れを把握することが大事なのです。全体を見て、自分の弱い部分がわかれば、webで深く勉強すればよいのです。
複数の本を読むと重要な部分がわかる
複数の本を読むと内容が重複していると気づきます。つまり、その重複している部分が大事な内容とわかるのです。そのため数冊読めば十分なのです。
難易度が高いと感じたら、詳しくネット検索すると理解度はさらに深まります。
就活本おすすめ10選

おすすめの就活本を10冊紹介します。
興味が沸いた本に目を通すだけでも視野は広がり、今までになかった発想が生まれます。結果的に就活の取り組む姿勢が変わってくるのです。
史上最強の内定獲得術
<内定を取るためのマインド本>
何はともあれ就活を始める前に一度読んでほしいのが史上最強の内定獲得術です。就活に取り組むマインドを正してくれます。
学生と企業が思っている考え方やイメージのギャップをわかりやすく解説しています。これまで4000人以上を一流企業に就職させた就活塾の主催者が書いた本なので説得力があります。
これを読むとすぐに行動したくなる本です。イマイチ就活にやる気がでないなら是非おすすめの本です。
業界地図2022
<企業研究の業界分析に最適>
業界地図2022は企業研究するに必須と言っていいでしょう。業界を知れば、業界の規模、最大手、グループ企業がわかります。
未来予想をしているので今後成長する分野なのかわかりやすいです。
Twitterでもつぶやいたのですが、私のおすすめは10年前の業界地図もメルカリで購入することです。10年前と比べてあまり変わらない業界と劇的に変わっている業界が一目瞭然だからです。
300円程度で購入できますので比べてみてください。
科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
<科学的に最高の職業を選択する方法>
ビジネス書グランプリ2021 自己啓発部門受賞作品です。
自分はどんな職業に向いているのか自己分析をしたり、適性検査などで探しますよね。でもこれはやっちゃダメなんです。
この本では職業の最適な選び方を科学的な根拠からひも解いてくれます。
好きなものは意外と飽きやすく、性格テストで選ぶのはダメだと根拠を示し教えてくれます。幸福な仕事選びに役立つテクニックを参考にしたい人は必見ですね。
会社四季報ワイド版 2021年4集秋号
<上場会社を志望する人向けバイブル>
上場会社を志望するのであれば詳細なデータがのっている会社四季報がよいです。決して株をやっている人だけが読むものではありません。
上場会社と取引している私もよく見ています。過去5年間の売上や利益の推移はもちろんですが、会社の特色が分かりやすく弱点が記入されています。
仕入先、取引先もあるので企業の選択肢も広がります。
上場企業を狙うなら必須です。ネットより会社比較がしやすいです。
内定者こう書いた!エントリーシート・履歴書・志望動機・自己PR 完全版 2022年度版
<ES・履歴書・志望動機・自己PR作成の参考書>
一番最初につまづくのがエントリーシートの記入や履歴書の書き方です。
これは誰もが悩むところです。個性的なアピールの仕方は参考になります。書類審査で落とされないようにアピールする方法が例文として書かれています。
エントリーシートについて書いている数少ない本のひとつです。
内定必達 絶対に書ける! 志望動機
<志望動機がわかる、書ける、話せる本>
志望動機、自己PR、ガクチカ、長所短所と質問を想定して、作り上げますが、一番作成に時間がかかるのが断トツに志望動機です。
自己PR、ガクチカ、長所短所は企業が変わっても内容は変わりません。ただし、志望動機は会社毎に作り替えなければならないからです。
理論に基づいた他に類を見ない本になっています。
Fラン大学でも東大に勝てる 逆転の就活
<面接対策でコミュケーション力を磨く本>
こちらは学歴にコンプレックスがある人ではなく、面接対策として読んでもらいたい本です。
私は長年面接官をやっておりますが、面接対策でもっとも重要なのはコミュニケーション力なのです。このコミュニケーション力を理論的に説明しています。この本を読むとコミュ力が高ければ東大に勝てると私も思えました。
会話調になっているので読みやすいです。
Fランク大学で劣等感あるなら、スッキリする本になっています。
面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略
<面接対策で面接官の心理を読み解く本>
メンタリストで有名なDaiGoさんが書いた面接対策です。
まさにその通りで、面接官を制すれば就活を制することができますからね。面接官vs就活生の心理を上手く読み解いています。
面接官の心理を読み解く面接テクニックはもちろんですが、キャリア形成についても言及してくれているのは参考になります。
面接対策のバイブルと言っていい一冊です。
採用基準
<リーダーシップ最強論の本>
リーダーシップのバイブルの採用基準です。
マッキンゼーの採用マネージャーを12年務めた方が書いたリーダーシップ最強論です。企業が採用したいリーダーシップ像を教えてくれます。
昔からある本ですが、全く色あせない理論で書かれいます。
外資系、IT系を考えているなら必須のバイブル本です。
なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと
<働く意味を原点から考える本>
最後は僕が一番おすすめする『なぜ僕らは働くのか-君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』です。
池上彰さんが監修している本で、マンガと図解で説明しているので中学生でも読めます。読書満足度は驚異の97.5%です。
なぜ働かないといけないのか、当たり前すぎて忘れかけてる原点を教えてくれます。
自営やフリーランスを網羅しているので職業カタログして十分使えます。
就活本を読む人とは

就活本をわざわざ読むのは、就活に関心が低い、不安を持っている人より、すでに一定水準のレベルに達している人が多いです。
なぜ、読むのか、それは自分の考え方に間違いがないのか、確認のために読んでいるのです。よって、さらに理解力が深まり、結果、面接の対応力が増すのです。
就活を本格に始める前に読んだり、面接で行き詰まった時に読み返すパターンが多いです。

探求心を持っている
とより成長します
まとめ:今、関心が高いものを選べばよい
就活を始める前に読んだり、面接の前、不合格になって読んだりと人によってタイミングは違います。
すべてを勉強する必要はありません。今一番関心が高いものがあれば読めばよいのです。興味がないのにムリに読んでも頭に入りませんから。
本は就活の手助けとなる手段のひとつにすぎません。いいものは取り入れて実践して、自分のものにすれば内定に近づくことでしょう。
数千円で未来が変わると思えば、そして自分への投資と考えたら安いものです。
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