緊急事態宣言中の就活はやめる?対面面接を指定された場合の対応策

緊急事態宣言中だと不要不急の外出は控えないとなりません。就活は不要不急に該当するのかよくわかりませんよね。
対面の面接が入っているのに、緊急事態宣言中だと就活はどうしたらよいのでしょうか?web面接へ変更してくれれば助かりますが、どのように対処したらよいかわかりませんよね。
私は大手企業の新卒採用活動を15年以上している現役面接官の「はれきち」です。採用する側の立場で、あなたの悩みを少しでも解決できるよう合否のポイントをぶっちゃけて配信しています(Twitter版はこちら)。
- 企業から連絡なければ面接は実施される
- 気になる場合は会社へ問い合わせる
- 面接をかたくなに拒否すれば不採用になる
- webと対面を選べるならwebを選ぶ
- 一番よくないのは就活を完全にストップすること
この記事を読めば、緊急事態宣言中やまん延防止法中の就活に対する心構えがわかります。企業によって、対応は異なります。理由を聞いて、納得できるなら対面の面接を受ければよいでしょう。
緊急事態宣言中でも企業研究、SPIとやれることがたくさんある
緊急事態宣言中の就活

緊急事態宣言下では不要不急の外出が制限されます。就活はどうすればよいのでしょうか?
大多数の企業は対面の面接からweb面接へ移行しております。かつての合同説明会はすっかり影を潜め、web説明会が主流となってますよね。
ただし、企業の中には対面の面接を実施するところがあります。もちろん、アルコール消毒、アクリルのパーテーションとコロナ対策をしているでしょう。
よって、緊急事態宣言下での面接は企業側の『考え方』に委ねられているといっていいでしょう。
企業の考え方
企業の考え方はそれぞれ異なります。
<企業の対応は2つ>
・「緊急事態宣言」及び「まん延防止法」の最中は対面の面接は一切行わず、web面接に切り替える
・コロナ対策に十分配慮し、対面の面接を実施する
面接する場所が東京なのか地方なのかによっても考え方が異なります。
そのため、安易に全ての企業がweb面接に切り替わると思わない方がよいです。
就活生の考え方
一方、就活生の考え方は緊急事態宣言中の対面面接はあり得ないと考えているでしょう。「なぜ、web面接じゃダメなのか」、もしくは「普通、延期するでしょ」となるのはよくわかります。
大学の授業でさえもまともに受けられず、web授業なのにと憤慨しますよね。

企業と学生では考え方に
大きな差があります
対面面接を指定された場合の対応策

緊急事態宣言中に対面面接を指定された場合はそのまま、受け入れるしかないのでしょうか?
あなたが取るべき対応策は3つあります。
①そのまま受け入れる
②メールで問い合わせする
③辞退を申し出る
そのまま受け入れる
対面面接に不服はあるが、受け入れるパターンです。
企業から何の連絡もなければ、対面面接は緊急事態宣言中でも実施されます。企業は緊急事態宣言下でも通常と変わらず業務を継続しているためです。
一部の企業ではリモートワークを実施していますが、ほとんどの企業は通常通り勤務しているからです。
よって、企業はコロナ対策を取って、対面の面接を実施するのです。
企業とギャップはありますが、グッとこらえて対面の面接にのぞみます。
メールで問い合わせする
例えば、東京で対面の面接が設定されているなら、地方からだと緊急事態宣言中の東京都へ移動を要します。
事前に対面ではなくweb面接を希望するなら、企業へ問い合わせることができます。問い合わせること自体は不利益にはなりません。
メールで下記のように問い合わせてみましょう。
○○会社株式会社
人事部○○様
お世話になります。
○○大学○○学部○○学科の就活太郎と申します。
〇月〇日の〇時~対面の面接を予定していますが、緊急事態宣言中のためweb面接へ変更することは可能でしょうか?
もし変更できなければ、指示通りに従います。
お忙しい所申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・
- 就職太郎
- 郵便番号×××-××××
- 東京都○○区○○1丁目1‐1
- TEL090‐〇〇〇〇‐〇〇〇〇
- Mail:syusyoku-t@〇〇〇.co.jp
・・・・・・・・・・・・・・・
ここがポイント!
メールでのポイントはあくまでも問い合わせのため、無理強いしないことです。例えば、「web面接へ変更できなければ辞退します」まで、言うと不採用になってしまいます。
主導権はあくまでも企業側が持っているので、強気な発言をすると印象が悪くなってしまいます。
よって、「もし変更できなければ、指示に従います」と入れておけば、相手へは失礼になることはなりません。
辞退を申し出る
緊急事態宣言中はどうしても東京で面接したくないと考えているならば、辞退を申し出る方法があります。
ただ、いきなり辞退を申し出ないようにしてください。
いきなり申し出るより、メールで問い合わせし、web面接で対応をできないことを確認してから辞退しても遅くありません。
先に問い合わせし、web面接に変更できたらOKですからね。

辞退はメールだけで構いません
対面とwebを選べるならweb面接

問い合わせして、web面接と対面が選べるなら、web面接を選択しましょう。
企業は問い合わせがくれば、緊急事態宣言中なのでweb面接へ変更してくれることがあります。
企業は昨年からweb面接の対応をしているので、変更は難しいことではありません。ただし、最終面接は対面面接と決めていれば、困難です。
web面接に変更となれば、しっかり対策をしてのぞみましょう。
>>【web面接と対面面接】選べるならどっちが有利?知れば得する裏技3つ
ちなみに私の会社では緊急事態宣言、まん延防止法がでているときは対面面接は一切行わず、全てweb面接で実施しています。例え最終面接でもwebで行っています。
東京にいると麻痺しやすいですが、地方から緊急事態宣言下の東京へ就活のために出向くのはハードルが高いと考えています。
ただし、企業によって考え方が異なるので、全ての企業が私と同じ考えとは限りません。
緊急事態宣言中でも就活はできる

緊急事態宣言中だからといって、一切の就活をやめる必要はありません。web説明会やweb面接は自宅に居ながらできます。
その他、企業研究、SPI、webテストとやれることはたくさんあります。
一番ダメなのは、緊急事態宣言中だから何もしないことです。行動が制限されますが、就活でやれることは山ほどあるのです。
>>【SPI問題集を無料でゲット!】採用担当者がこっそり教える3つの攻略法
私のおすすめは逆求人サイトへのプロフィールをしっかり作り込む作業にあてるとよいです。
逆求人サイトはプロフィールを登録すれば、企業からオファーが届く仕組みです。自ら行動するだけが就活ではありません。

エントリーシートが不要な場合が多いので、早く内定を取ることができますね。
>>【2023年卒】失敗しない逆求人・オファー型サイトはこれ!おすすめ5選
まとめ
緊急事態宣言中に対面の面接を指定されたら、メールで問い合わせることができます。web面接へ移行できればよいですが、企業の考え方により対面になることがあります。
企業へ問い合わせること自体は不利益になることはありません。ただし、変更できない場合は辞退するなど強い主張をすると不合格となります。
あくまでも主導権は企業側にあるので、メールで問い合わせるときは十分配慮しましょう。
緊急事態宣言中は全く就活ができなくなるわけではなく、web説明会、web面接だけでなく、SPI、webテスト、企業研究も立派な就活のひとつです。この積み重ねが大きな差となるので、やれることをひとつひとつ実施していきましょう。
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