【初めてのグループディスカッション】面接官が合格のコツを3つ伝授します

就活でのグループディスカッションは初めて会う人同士がひとつの議題について話し合います。
慣れていないと何もしゃべれず、雰囲気に圧倒されたりと本来の自分が出せずに終わってしまいます。
面接終了後はもっとあのようにすればよかったと必ず後悔してしまいます。
面接官はグループデスカッションのどこを見て、合格、不合格を判断しているのでしょうか?
企業の新卒・中途採用活動を15年以上している現役社員の私がお答えします。
私は就活に悩む人に少しでも役立つ情報(レシピ)を提供しています。
この記事では初めてグループデスカッションを望む人に面接官がチェックしているポイントを説明し、合格のコツを3つ伝授します。
チェック項目を理解して望めば、初めてでも十分合格を勝ち取ることができます。
また、不合格になった人も参考にしてみてください。
グループディスカッションでふるいにかけられる

グループディスカッションは通常5~8人で行われるます。
司会、リーダー、書記、発表者、タイムキーパーなど役割は様々用意してあります。
全員がひとつのチームとして考え、話し合って答えをまとめていく作業となります。
最近は面白い演題(テーマ)が増えています。
例えば、
・コンビニは何時間営業がよいか?
・レストランであったらよいサービスは何ですか?
・社員の離職率を下げる方法は何ですか?
・リモートワークの欠点を3つ考えてください
・若い人が映画館に行きたくなる企画を考えてください
・車が自動運転になると流行るサービスは何?
どれも瞬間的に答えはでませんよね。
実はテーマはあまり重要ではありません。
答えはこれが正解というものを導いている訳ではありません。
集団の中で自分の個性をどのように発揮するのかを見ているのです。

緊張しても大丈夫!
みんな緊張してるから
一次面接でふるいにかけられる
グループディスカッションは一次面接で行うことが多いです。
一次面接でひとりひとり面接すると企業は時間相当かかります。
限られた面接官と日程で面接するのに一番効率が良いのが
このグループディスカッションなのです。
面接官はどのように就活生を見ているかというと
誰を合格にするかではなく、誰を落とすか。
このような目線で見ているのです。

何か意見を言わないと
聞くだけでは
個性はわかりません
面接官が教える3つコツ

面接官はグループデスカッションでどのポイントを見て、
合否の判断をしているのでしょうか?
面接官はチェックしているポイントが3つあります。
① コミュニケーションが取れる
②主張と協調性のバランス
③相手が話している時の姿勢
初めて望む人はこの3つだけ理解してください。
コミュニケーションが取れる

初めて会う人同士がどのようにしてコミュニケーションを取るかを面接官はチェックしています。
どんなテーマでもチーム内で話し合う、意見を言う、聞く必要があります。
あるいはチーム内の誰かの問いかけに対して答える必要があります。
その時の対応力をみているのです。
例えば、『コンビニは何時間営業がよいか』というテーマとします。
リーダーが電車の始発と終電に合わせAM5:00~AM1:00の
20時間営業はどうでしょうか?
と問いかけたとします。
<悪い対応>
・肯定も否定もしない
・誰かが答えるのを待つ
・ひたすらメモばかり取る
<良い対応>
・賛成なのか反対なのか伝える
・自分の考えを伝える
・メモは答えた後に取る
<良い対応例>
それもよい案ですが、都市部と地方では事情が異なるので、
店舗毎に時間を決めるのはどうでしょうか?
良い対応例ではリーダーの問いかけに対して、強く否定せず、
自分の考えを伝え、逆提案ができています。
初めてだととっさに良い答えがでないかもしれません。
それでも何か意見を言うことが重要なのです。
グループデスカッションは正しい答えを評価している訳ではありません。
問いかけに対して単純に答える、答えれないかなのです。
要は面接官に、
この人はコミュニケーションが取れる人と判断されることが大事なのです。

あたり障りのない返答や
問いかけは見抜かれます
初めて会った人とコミュニケーションを取るのは正直難しいです。
その人の性格、考え、思想など全くわかりません。
人見知り、引っ込み思案の人もいるでしょう。
その上で、どのようにコミュニケーションを取るのかを面接官は見ているのです。
問いかけの相手に対して無視したり、返答の声が小さすぎたり、
いきなり話題を変えたりするのはマイナスです。
重要なのは言葉のキャッチボールができるかです。
当然、できない人は落とされます。
★1つ目のコツ
【誰かが問いかけたら、必ず返答する】

無反応が一番ダメです
正解を求めていません
恥ずかしさは捨てましょう
主張と協調性のバランス

自分の意見を伝えることができるか、相手の考えの方に対して、
どう協調するか見ています。
初めての人はいきなり主張することは難しいかもしれません。
場の雰囲気がつかめたら、必ず自分の意見を伝えてください。
主張しても自分より良い案が出た場合は乗っかりましょう。
協調した上で、追加した意見を出せればよいのです。
例えば、『コンビニは何時間営業がよいか』というテーマとします。
リーダーが電車の始発と終電に合わせAM5:00~AM1:00の
20時間営業はどうでしょうか?
<良い対応例>
それもよい案ですが、都市部と地方では事情が異なるので
店舗毎に時間を決めるのはどうでしょうか?
先ほどの良い対応例の続きで考えてみましょう。
良い対応例が言えなくても乗っかればよいのです。
確かにそうですね、
店舗毎に時間を決めるのはお客がわかりにくいので、
時間を3パターンに分けて店舗のカラーリングを
変えたらわかりやすくなりますよ。
主張することや相手の意見に協調したり、反論できるかが重要です。
最終的に自分の意見とは違っても、ひとつのチームとして答えを出すので
協調性がないとまとまらないのです。
★2つ目のコツ
【自分より良い意見なら相手に乗っかる】

意見を出しにくくても
相手に乗っかることは
容易にできます
相手が話している時の姿勢
面接官は話をしている人だけを見ているわけではありません。
話を聞いている姿勢をチェックされています。
<悪い姿勢>
・話している人を見ていない
・メモばかり取っている
・下ばかり見ている
協調し合える部分は相づちをうつことや笑顔になったり、
真剣に考える表情が面接官に伝わると良いでしょう。
★3つ目のコツ
【相手が話をしている時はメモを取らず、しっかり聞く】

常に面接官から
見られていることを
意識しましょう
まとめ
面接官はこの3点を中心に見ています。
この3点のどれかを逸脱している人は落とされる可能性があります。
初めて望む人は3つのコツを頭の片隅に残しておいてください。
★3つのコツ
【誰かが問いかけたら、必ず返答する】
【自分より良い意見なら相手に乗っかる】
【相手が話をしている時はメモを取らず、しっかり聞く】
グループディスカッションはひとつのチームなので、
そのチームが明るい雰囲気、暗い雰囲気で発言量も大きく変わります。
暗い雰囲気でも一生懸命盛り上げようとする人は評価されます。
グループによって運、不運はありますが、
重要なのはコミュニケーション能力があるか、ないかです。
会社に入って、上司、お客様、取引先様、サプライヤーと話す機会は必ずあります。
コミュニケーション能力が低いと相手の意図、要求、要望をくみ取ることができません。
もっと言うと相手が怒っているのか、評価しているのか感じ取ることができないのです。
面接官はテーマに対して、どのような回答を出すかある程度想定しています。
つまりパターン化しているのです。
面白い答えや独創的な発想だけを求めていません。
企業はコミュニケーションをしっかり取れる人が一番欲しいのです。