【採用者回答】第二新卒と既卒の求人はどちらが有利になるのか

一見すると第二新卒と既卒は同じように思われますが、全く意味が違います。

求人広告では第二新卒、既卒という言葉が多く使われています。

求人に対して第二新卒と既卒はどちらが有利になるのでしょうか?

採用する側の観点から新卒・中途採用を15年以上している私がお答えします。

その答えは『第二新卒』です。

それはなぜなのか? 順を追って説明します。

①第二新卒とは
②既卒とは
③第二新卒が有利な理由
④既卒が不利な理由
⑤採用
全体から見ればどちらも有利
⑥本当に厳しいのは40歳以上
⑦既卒で就活中の人へ




第二新卒とは

一般的に新卒で就職した人が3年以内に辞めて、転職を目指している人を第2新卒と呼んでいます。

高卒、専門学校、大卒、院卒から3年未満を指しています。

人によっては正社員に一度もついていなければ、第二新卒と呼ばない場合もあります。

契約社員、派遣社員と社会人経験があれば、マイナビなどでは第二新卒と定義しています。

既卒とは

一般的に高卒、専門学校、大卒、院卒してから一度も就職をしていない人を指します。

卒業後、3年未満であれば新卒扱いされ、それ以上となると中途採用扱いになります。

企業の感覚では既卒で新卒扱いされるのは1年だけです。

厳しいところだと既卒1年目でも中途採用扱いになります。

第二新卒が有利な理由

第二新卒が有利な理由として、

《既卒に比べて》
①基本的な社会人マナーを習得している
②お客様や上司の対応に慣れている
③仕事に対して順応性が高い

①基本的な社会人マナーを習得している

一番は社会人経験があるということです。

これは社会人1年目を想像してください。

社会人1年目では企業の戦力にはなかなかなりません。

挨拶、言葉遣い、マナー、電話の取り方、掛け方、名刺の渡し方など仕事以前のことで時間が取られます。

第二新卒はこの仕事以前のことを教える必要がありません。

教育する時間をはぶけることが一番のメリットです。

企業では【時間=コスト】と考えているのです。

②お客様や上司の対応に慣れている

お客様との電話対応がスムーズです。

これは前職での経験があるため、一度教えるとコツをつかむのが早いです。

上司や同僚への報告・連絡・相談が新卒、既卒と比べて大切さがよく分かっています。

企業の組織の中で働いたことがあるので大変さも理解しています。

③仕事に対して順応性が高い

仕事をしたことがある人、したことがない人では大きな違いがあります。

仕事に対して受け入れる姿勢ができています。

正社員として働いたことがある人は責任をもって取り組むことできます。

第二新卒がすべて有利になるわけではありません。
第二新卒が面接時に必ず質問されることがあります。
前職で辞めた理由は何ですか?
この理由によって採用を見送ることがあります。
・コミュニケーション不足
・消極的な姿勢
・明確な理由を持っていないなど

既卒が不利な理由

既卒が第二新卒に比べて不利になる理由として、

《第二新卒と比べて》
①社会人経験がない
②新卒採用されていない
③仕事に対して順応性が低い

①社会人経験がない

採用者側から考えると既卒は社会経験をしていないため、不利になります。

採用しても社会人マナーや電話対応を一から教える必要があります。

そのため既卒と採用するのであれば、何も色が付いていない新卒を登用する企業が多いです。

企業は新卒採用、即戦力の中途採用と考えたときに既卒採用は埋もれやすいです。

②新卒採用されていない

なぜ新卒採用されなかったか原因があると判断されやすいです。

面接したときの回答として多いのが、就活するのが遅かった、研究を優先しすぎた、公務員試験に落ちたというものです。

本当の理由はすべての面接に落ちたのかもしれません。

そういった人は面接時に独特な雰囲気をもっているので分かります。

コミュニケーションを取ることが苦手な人や無口な人など様々です。

フリーターが長いと正社員になる気がないのかと判断されます。

既卒はなぜ就職しなかったのか明確に理由がないと不利になります。

③仕事に対して順応性が低い

仕事をしたことがない人は上司から指示されても報告や相談ができないです。

正社員として働いたことがないので責任感が弱いです。

既卒がすべて不利になるわけではありません。
既卒の人が面接時に必ず質問されることがあります。
なぜ就職していないのですか?
この理由によって採用される場合があります。
・家庭の事情
・新しいことへチャレンジ
・明確な理由を持っているなど

採用全体から見ればどちらも有利




採用全体から見れば、第二新卒も既卒もどちらも有利です。

それはどちらも若い人が多いのできっかけさえつかめば十分戦力になると判断しています。

若さは最大の武器になります。

経験やスキルは習得すれば問題ありません。

企業はIT化がどんどん進んでいます。

年配の方はどうしてもついていけません。

そのため順応性が高い若手を登用する傾向が強いです。

企業は実務者が不足している場合、できる限り若い中途採用か新卒を採用します。

これはコストパフォーマンスがよいからです。

管理職の人はコストは高くつきますが、若い人実務者は給与が安いためです。

本当に厳しいのは40歳以上

若さは最大の武器です。

行動に移せば誰でも正社員への道は近くなります。

しかし、年齢が高くなるにつれて採用の壁が高くなります。

年齢が高くてもスキルが高ければ、採用されたりヘッドハントされますが、これはごく一部です。

ほとんどが高い壁にぶちあたります。

この壁は40歳以上から高くなります。

書類選考だけで落とされたり、面接でも年齢を理由にハードルが高くなります。

20代であれば、第二新卒と既卒のどちらも需要は高いです。

既卒で就活中の人へ

既卒でなかなか一歩が踏み出せない人や面接に落ち続けている人は就活サイトを活用した方がよいです。

既卒をターゲットにした就活サイトの方が内定率は高くなります。

ハローワークや求人情報サイトより内定率は高くなります。

ここではおすすめの2つを紹介します。

もちろん第二新卒で就活が上手くいっていない人にもおすすめです。

かつやくカレッジ
《特徴》
ターゲット:高卒、大学中退の既卒の方の支援が充実している
就職先を紹介するだけでなく、長く定着することを重視している
就職後や定着した場合にお祝い金がもらえる
研修が充実しており、社会人のマナー、PCスキルを磨ける
学歴ではなく人物重視の企業を紹介
すべて正社員のみ紹介
ブラック企業は徹底的に除外
《注意点》
年齢が35歳未満が対象
研修期間が9日間ある
東京、千葉、埼玉、神奈川在住に限る

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《特徴》
ターゲット:既卒や第二新卒と幅が広く網羅している
      これから辞める予定の第二新卒の方
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既卒用と第二新卒用に求人が分かれている
全国対応している
求人件数がかなり多い
書類選考がない
転職を考えている人も登録でき、情報収集できる
《注意点》
件数が多いので的が絞りにくい
積極的に行動するタイプはよいが消極的な人は登録だけになる

転職を考えている人がとりあえず登録して情報収集することはかなり有効な手段と言えます。

まずは公式サイトの左上にある無料登録だけでもよいでしょう。



まとめ

採用において第二新卒と既卒を比べると第二新卒が有利と言えます。

ただし、前職を止めた理由によっては不利になります。

採用全体で考えると第二新卒と既卒はどちらも有利と言えます。

若さは最大の武器です

企業からの採用需要はまだまだ強く、行動すれば既卒でも正社員に必ずなれるでしょう。




Posted by はれきち